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【お酒と君と、ときどき媚薬。】よっぴ〜×アイク
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よっぴ〜side
アイクが廊下に出ていってすぐのこと。
クミさんとあちゃみさんに挟まれてお酒を飲まされていたときのことだった。
あちゃみ : ……で?よっぴ〜さんはアイクさんとどこまで進んだの?
突然の話題に吹き出してしまった。
よっぴ〜 : なっ、どこまでって、
あちゃみ : …もしかしてまだ付き合ってないの?
あちゃみさんには以前からアイクのことについて、相談に乗ってもらっていた。
あちゃみさんは俺のことをおかしいとも言わず、真剣に相談に乗ってくれた。
よっぴ〜 : まだ…っすよ。 あいつと話してるとやっぱ言うのが怖くなっちゃって。
あちゃみ : …たしかにね、言うのは怖いかもしれない。
でももうアイクさんも大学卒業して、社会人になったんだし結婚とかも考えだしたらそれこそ伝える機会なくなっちゃうんじゃない?
確かにそうだ。
もうお互い社会人になって、遊ぶ機会なんてほとんどなくなってしまっている。
就職先が近いため住んでいるところも近いが、それでも今日会ったのだって久々だ。
隣で酔いつぶれて寝てしまっているクミさんを横目に見ながら、項垂れる。
あちゃみ : しゃきっとしなさいしゃきっと! 男でしょう!
よっぴ〜 : はい…w
ふと、あちゃみさんが声を小さくして耳打ちをしてきた。
あちゃみ : 実はね、アイクさんに面白いこと仕掛けてあるんだよね。
ほら、なかなか戻ってこないじゃない?アイクさん。
きっと歩けないだろうから、ベットにでも運んであげてよ。
がっちゃんたちは雑魚寝で十分だし!w
今日、全員が泊まっていくことに心の中で突っ込みながらアイクが出ていってもう30分もたっていることに気づいた。
確かに、酔を覚ますためとはいえ帰ってくるのが遅い。
他のメンバーはあちゃみさんに任せて廊下に出た。
暗くてよく見えないが、押し入れの前でうずくまるあの影はアイクだ。
小さくうめき声をあげながらしゃがみこんでいるアイクが心配でかけよる。
よっぴ〜 : おいっ、大丈夫か? アイク、聞こえるか?
前のめりになっていたアイクを起こすと体温がかなり高いことに気がついた。
アイク : ふ…ぁ…わいさん……なんか、から…だが…熱くて…
とぎれとぎれに言葉を伝えるアイクはかなり色っぽかったが、理性を必死に保った。
とりあえずあちゃみさんの言うとおり、歩けそうにないので仕方なくお姫様抱っことやらで抱える。
酔っ払っているのか、アイクは必死にしがみついてくる。
あぁもう。こいつ全力で理性壊しにきてるだろ。
そう心の中で叫んだ。もちろん声には出していない。
リビングにいるお酒強い組が騒いでいるのを聞きながら階段を登る。
寝室に着き、アイクをゆっくり下ろす。
だが、ここで問題が発生した。
アイクがしがみついたまま離してくれないのだ。
よっぴ〜 : …っアイク? 離してくれね? アイクー、起きてるか?
アイク : わいさ、暑い…
そう言ってしがみつく力がどんどん強くなっていく。
よっぴ〜 : わっ、おい、分かったから離してくれw 離してくれないと暑いままだぞ?
そう言うと、アイクはゆっくり体を離す。
アイクの着ていたパーカーを脱がし、その下のTシャツも脱がした。
このままでは風邪をひくと思い、タンスからトレーナーを出す。
よっぴ〜 : アイク。トレーナー着せるからバンザイして。 アイク? 聞いてる?
小さな声でアイクがぼそぼそと何かを呟く。
聞き取れなかったので、耳をアイクの口に近づける。
急にアイクが俺を引き寄せ、ベットに倒れ込んでしまった。
なんとかアイクを下敷きにしてしまうのは避けたが、アイクにしっかりと掴まれていて立ち上がれない。
よっぴ〜 : おい、なにして……っん…
それは突然のことだった。
俺の頭を引き寄せたアイクはそのまま俺にキスをした。
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