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キーンコーンカーンコーン
朝の合図で、学校が始まる。
一時間目は英語。
俺は自慢じゃないけど、勉強はそこそこ出来る・・・方だと思う。
その証拠に前回のテストの順位は学年2位。
1位は・・・オール100点だからね。
普通じゃない。
「未来君、ここの問題の答えは?」
俺が答えを言うと、クラス全体から拍手が起こった。
「咲夜君すごい!さすがだね!」
「咲夜・・・お前天才かよ・・・。」
この問題のどこが難しいのか全く理解できない。
むしろ簡単すぎだろ。
「いや!簡単じゃないから!お前がおかしいだけだから!」
やばっ。
本心が漏れていたようだ。
「そ、そう?悠がバカなだけじゃないの?」
「確かに!確かに俺は馬鹿だけど!!お前は天才すぎる!!」
「はい、そこー。授業中だぞー。」
先生に注意されて前を向く。
後ろから悠が騒いでいる気がするが・・・。
無視しよう。
時間が流れて昼休み。
俺と悠は2人でやっと落ち着いて昼食を食べれている所だった。
それというのも、俺の追っかけっつーかそいつらが追いかけてくるわ引っ付いてくるわで大変だったのだ。
屋上に逃げ込んだ大丈夫というもの、今確実に外に出たら捕まるだろう。
「いや、お前モテすぎだろ!いいなぁ。咲夜ぐらいのイケメンだったらいいのになぁ。」
「俺は別に自分から望んであんな面倒な目に合わされているわけじゃないからね。」
「お前って意外とドライだよな。他人に興味ないっつーか。」
「かもね。そうかもしれない。っつ・・・いた、い・・・」
あ、これやばい。
落ちる・・・。
「咲夜?!おい!大丈夫か?咲夜!!」
「ご、めんね・・・」
小さくて消えそうな声が届いたのかは分からなかった。
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