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「悠...。どうして...?」
正直、今俺は驚きを隠せないでいた。
あの時、強く当たってしまったことが今でも俺の中には残っている。
「咲夜。俺はあの時、人を信じないで言わないのかと思っていた。だけど、よく考えればそうじゃないのも分かっていたはずだった。それなのに、俺はお前に反射的に言い返した。本当にごめん。」
そう言って頭を下げる悠に対して、俺は首を横に降ることしかできず、戸惑っていた。
本当の事を話すべきか。
俺は今まで、面倒だから、言わないでいておいた。
そう。面倒だから。
そうやって自分に言い聞かせて、結果、蓮にも辛い思いをさせてしまった。
大事な友達に。
「悠、今から話すことはびっくりすると思うし、もしかしたら怒るかもしれない。けど、出来たらでいいから、軽蔑はしないで欲しい。」
「そんなの、もちろん、軽蔑なんかしない。約束するよ。だから、教えてくれ。お前に何が起こっているんだ?」
_________________あぁ、本当に幸せな友達を持ったなぁ。俺は。
「うん、悠。俺は...」
そう話し始めた時、俺の中で何かが吹っ切れた気がした。
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