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愛と性(fjky 微R)
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「ねえキヨ」
うぃーす、どうもキヨです。
今フジとセックスしたあとにごろごろしてて
フジに意味深に名前を呼ばれたんですが。
俺予想します。
この男、絶対に面倒なこと言い出します。
「セックスで愛って確かめあえるのかな」
はい、出ました急な哲学。
哲学というかもうただの面倒発言、迷惑発言に近いんだけど。
「確かめあえるだろ」
「そう?」
「じゃあお前は好きじゃないやつとヤれんのかよ」
「……起てば」
やめろやめろ!
なんか、ファンが離れそうな
貞操のない発言やめろ!
俺しか聞いてねぇけどやめろ。
俺か項垂れているのに気がつきもしないようで
フジは俺の目を覗きこむ。
「キヨはセックスしてて、フジ好き!って思う?」
「……んー、その質問が気持ち悪い」
「酷くない?!」
正直に言うなら行為中にフジ好き!って思う余裕はない。
確かにないけど
俺はフジ以外の男に抱かれるのは嫌だし
考えられないし。
「俺ら、性欲で繋がってるわけじゃないよな。
俺らは愛し合ってるんだよな。
……なあ、キヨ、
俺たち、性を越えた関係になろう」
「は?なにそれ」
「セックス、するのやめよう」
え、なに言ってんのこいつ。メンディなんだけど。なにメンがヘラってるの。
俺ら青(性)少年が性を越えたとか
プラトニックな関係になれるわけないじゃん。
ただでさえフジは性欲強いじゃん。
てか、そもそも
セックス終わり全裸の状態でこの話をしてるって
シュールかよ。
「それ、ジーフーはたえられるわけだ」
「……たえられるかな?」
「知らねーよ」
大きくため息をつきうつむく。
俺は知っている。
フジがこうなってしまったときは
下手に煽るよりも素直になった方がいいということを。
「俺は堪えられないかも」
絞り出すような声でそう告げた。
顔が熱くなりフジの方をみれない。
どんな顔をしてるのか全くわからないが
視線を感じる。
強がっても意味がない。
フジは自分の疑問を解決してほしいのだ。
俺達は性欲の繋がりなのかと。
「それは違う」と俺に言ってほしいんだろう。
そう言えばいいのに面倒なやつ。
「俺はフジの顔を見ると触りたくなるし
触られると嬉しいし
抱き締められると幸せになる。
その幸せを知ってるから
お前が近くにいるのに我慢なんてしたくない
……お前じゃなきゃ嫌だし、お前だからしたい
フジが好きで、フジに触ってほしい」
「キヨ、」
体が反転してベッドに沈む。
すぐ近くにフジの顔があって
スローモーションで近付いてくる。
安心したような、満足げな表情に見えた。
考える間もなく俺の唇に暖かいものが当たる。
優しく啄むような口付けが繰り返され
うん、悪い気はしない。
「ごめんな、変なこと言って。
俺もそうだ、
キヨが目の前にいたら
触りたいしキスしたいし舐めたい」
「うん。舐めたいはいらないけど」
「好きだ」
「俺もだよ」
フジに抱き締められる。
力の加減を失った子供みたいに力強く。
足に熱いものが当たっている。
これはフジの、
「キヨがかわいくて起っちゃった」
「ちょっと待て、もう今日は2回も、っ……!」
フジが俺の体に触れると
呼応するように体が跳ねてしまう。
後孔にフジの指があてがわれ縁を撫でられる。
火照り収縮すると
どろどろと中から先ほど受けた精が溢れる。
既に2回も中にフジを受け入れたそこは
すっかりふやけきっていて
恥ずかしいほど簡単に
ひくひくとフジの指を受け入れた。
「いれて、いい?」
俺の体が拒否できないのを知って
わざとらしく聞いてくる。
中で指が動くのが最早もどかしい。
もっとほしい。もっと気持ちよくなりたい。
「聞くな、っ……いいから、このまま…」
フジの頭の後ろに腕を回しぐいっと抱き寄せる。
中から指か抜け
足の膝裏を持たれてあてがわれると
ぐっと押し上げ体重をかけられる。
中を押し広げられる圧迫感がたまらない。
フジがすべて中に入りきる頃には
俺のそれも反り立っていた。
「ん、ぁ、ああッ、ふじ、」
「っ、キヨ」
「フジ、俺……ッ、しあわせ」
熱い吐息が絡まりあう。
フジが俺の肩口に頭を埋め
その甘美な白くて細い首筋を甘噛みする。
制御が効かなくなる。
結局その日は
たくさんの愛の言葉を囁かれ
頭の中から骨の髄までがとろけ
ふわふわと舞い上がり
俺とフジとの境目がわからなくなったころ
最高の幸せを感じた。
面倒臭い恋人。
俺と同じくらい今を幸せだと思ってくれ。
__愛と性end
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