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恋人になったんだけど1
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相変わらず読めない…
と思ってると
坂口さんが話しかけてきた
「ねえ…翔命くんちょっと話が…」
なんだろうか…?
「あ、何どうしたの?」
なんか深刻そうだな…
「あのさ
滝沢くん好きな子っている?」
なんだその質問は…
「いるけど…」
こういうのには疎いんだよな…
「誰?」
玲桜とは言えないし…
「それは…」
「僕だよ
なんか文句ある?」
と割って玲桜が話に入ってきた
当然みんなびっくりしてる
俺もびっくりしてる
「そうなんだ」
坂口さんはなんか複雑そうな感じだった
それからと言うものの
腐女子とか腐男子の方達に質問攻めされた
あと実際そういう同性同士と付き合ってる人がいてその子とは友達になった
その友達も今度紹介してくれるらしい
この学校は共学でその子の恋人は男子校らしい
「今度会ってみたいんだけども連絡取れるか?」
「もちろん!
でも今喧嘩中だからな…
でも頑張ってみるね!」
「ありがとう
無理しなくていいからね」
「いえいえ
友の為に尽くすよ!
それくらいはさせて?
一緒のさ付き合ってる人って
なかなかいないから
嬉しくてさ…」
なんかものすごく寂しげな表情だが
きっといろいろあったんだろうなと
思った
あ、そろそろ名前を言わないと
桜井蕾(さくらいつぼみ)
蕾はとても友達思いで優しい
その恋人とは保護者同然の存在だった
らしい
「ほんとにありがとう
リスクが高い恋愛だし…
無理ないよ」
玲桜がむすっとした感じで
「ありがとう…」
と玲桜が小さく言ったような気がする
まぁ、素直じゃないところは
前からだからな
「まぁ、中島くんも滝沢くんも
そういう恋愛なんだよ
これからはそういう道を選んで
過酷な現実になると思うけど…」
「俺は玲桜が好きだ
だからどうなってもいい」
「うん
翔命が居れば何もいらない…」
「それは僕もと同じ気持ちだよ
良かった…安心した
みんな恋をすると同じ気持ちなんだね!
あ、もうそろそろ教室戻らないと
また後でね」
そういうと桜井くんは自分の教室に戻ってた
玲桜と恋人になったけど色々大変そうだな
でも…ずっと一緒にいたい…
いられるだけだからこれからは
傍にいさせて…?
と願う
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