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☆絵本
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母様は部屋で安静にして薬を飲み続け、2ヶ月後には病が完治した。お医者が回復が早いと驚いていた。
2ヶ月の間に、りんご、にんじん、レモン汁の疲労回復効果があるジュースを毎日作って持ってお見舞いに行っていた。
ベッドから動けない母様に獣人にアレンジしたお話を読むと喜んでくれた。
「カグヤちゃんは求婚者みんなを断っちゃったのね。王様はどうしたら良かったのかしら」
真剣に悩む母様に僕もうーんと考える。
「カグヤ姫は見掛けだけで求婚されても嬉しくなかったの! だからね、お友達になって相手に自分を知ってもらえば、もしかしたら好きになってもらえたかも!」
一目惚れした王様はカグヤ姫を知ろうとせずに贈り物をし続けて無理矢理結婚しようとした。
「贈り物じゃなくて、お茶したりお出掛けに誘ったり、まずは友好関係を築くべきだったのね」
うんうんと頷く。
「フィちゃんは美人だから将来はカグヤちゃん見たいになるでしょうね。そう思わない? リズ」
母様、僕、男の子だけど。側に控えていたリズが笑顔で思いっきり同意した。
「はい! フィーリィー様はとてもお美しいので求婚者は山のように来ると思います!」
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