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焼き芋クッキー、芋パウンドケーキ、芋ドーナツ、芋チップス、大学イモ。
「父様、おイモばかりであきない?」
芋お菓子ばかり作ってる。
「どれも美味しい。芋と言えば焼くくらいでお菓子になるとは知らなかった」
水に浸けてアク抜きをリズは知らなかった。スイートポテトは邸内で一番大人気になってる。
「フィーリィーのお陰でお菓子の材料の売り上げもあがっている」
ヨシヨシと頭を撫でられた。
「だが、お菓子のことで孤児院で少々問題が生じている」
ご機嫌に揺れていた尻尾が父様の言葉にピンと直立する。
「えっ、お・お腹壊したり、何か変な物が混ざったりしたの!?」
食品売買で一番あっちゃいけない事。
「いや違う。その辺はレイラが厳しく指導監督している。プリン、キャラメル、ドーナツの売買問題で子供たちだけではその日に作れる量は決まっている。売り切れて買えないと言う客からの苦情だ」
食中毒じゃなくてホッとする。でも完売の苦情か。
「父様、パウンドケーキやクッキーは誰でも作れて、孤児院でも売り上げはいいんだよねー?」
「あぁ」
「孤児院は儲けようってわけじゃないからレシピ公開したらいいの!」
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