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海老根の災難1
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よくあるネタで展開もベタなエロ駄文。18禁。海老根の視点で書いてます。
登場人物。
海老根海珂
高校生。伊勢谷とは幼なじみ。伊勢谷を敬遠しつつも流されてしまう。
伊勢谷隆史
高校生。無表情でも端正な顔立ち。
エビコンビの友達。
亀梨、竜宮、乙姫。
浦島トリオ。
(海老根視点)
「海老根、明日、俺の誕生日なんだが。」
学校の帰り道、ふと伊勢谷が呟いた。
知ってるよ。どうせプレゼントは俺なんだろ。
「あっそ。」
俺は素っ気なく返事した。にも関わらず伊勢谷はふざけたことを言った。
「バースデーケーキは生クリームたっぷりでチョコプレートにはIlove隆史で頼む。」
「はぁ?俺に作れって言ってんのか?」
「他に誰がいる?」
無表情で俺に迫るのは止めろ。
「つか、Ilove隆史ってキモいから。俺はお前の恋人でも何でもねぇし、絡んでくんな!」
「嫌なのか?」
いきなり手を握られて焦った。こいつ、俺の話、聞いてねぇっ!
「は、離せ!!てか、彼女作れ!!お前、モテるんだからっ!!」
振り放そうと力を込めたら腰を掴まれた。
「海老根…」
うぎゃっ!?
そんな甘えた声出すな!顔と一致しねぇだろ!
「嫌だと言うならこの場でキスしてやる。」
ずぃっと顔面が近づき、めちゃめちゃ焦った。
「よ、よせ!人に見られるだろ!」
裏道だから人影は無いないけど万一目撃されたら俺の学校生活、いや、私生活まで崩壊する。
「俺は別に構わん。」
「俺が構うわっ!」
「だったら…」
「わーった!作れば良いんだろ!作ってやるから離れろっ!」
俺の言葉に伊勢谷は目を細めた。表情が乏しいくせにこんな時だけ嬉しそうな顔すんな。ドキドキするだろ。
「明日、家に来い。ケーキの材料用意して待ってる。」
「…解ったから、離せ。」
「おぅ。」
漸く俺から離れて横に並んだ。コイツとは小学生の時からの腐れ縁だけど今回に限ってケーキを作れと言う。
「お前、甘党だっけ?」
「姉貴が彼氏の為に拵えてたんだ。」
「それと俺とどうゆう関連がある?」
「海老根は俺の彼氏だから…」
真面目な面して俺を見詰める。か、彼氏!?俺が何時、彼氏になったんだ!?
「あのな…伊勢谷…その妄想止めろよ?」
「お前は妄想とセックスするのか?」
「なっ、なっ…」
あれはお前が無理やり…
「いい加減、認めろよ。お前も俺が好きなんだろ?」
自信満々な口振りがカンに触り伊勢谷の顔面に鞄をお見舞いしてやった。
「いてぇ…」
「トンチンカンなことゆうな!お前と話してるとイライラする!」
ぷいっと顔を背け俺は1人で歩き出した。
「あっ、海老根、待てよ。」
「ついてくんな。お前の家はあっちで俺はこっち。つーことでサイナラ。」
「明日、忘れんなよ?忘れたら迎えに行くからな。」
背中に視線を感じたが、敢えて無視した。
っせぇ。何回もゆうな。しつけぇんだよ。
そんなこんなで日曜日。誕生日が日曜日で俺んちが洋菓子屋ってゆうのが悪かったんだな。
「ちわ~っ!」
「おぅ。上がれよ。」
伊勢谷の後についてリビングキッチンに入るとおばさんがいない。
「ま、まさか、お前、1人とかゆう?」
「お袋も姉貴もバーゲンに行ったから夜まで帰らない。」
やっぱり…
「俺…」
帰ると言う間もなく羽交い締め。
「帰さない。」
…だよね。
俺の行動なんか付き合いが長い分、お見通しだよね。
「帰らねぇよ。」
キッと睨むと「そうか。」と一言。
「でも作ったら直ぐ、帰るかんな。エプロン貸せ。」
「ほら、エプロンだ。」
うわぁ…
ピンクのレースって新婚さんじゃあねぇっつーの。
「普通のは?」
「有るにはあるが、お前の為にわざわざ買ったんだ。」
「お、おまっ…その面で買いに行ったのかよ?てか、恥ずかしくなかったのか?」
「母の誕生日だと言ったら綺麗にラッピングしてくれた。」
かぁちゃん幾つだよ?
「はぁ…俺の為とか言われたら仕方ねぇ…」
嫌々受け取ると裸で頼むと言いやがった。
はは…死ねば良いのに…
「阿呆。裸で作って火傷したらどうすんだよ?」
「あぁ。」
残念そうな顔をされ、思わず卵を投げそうになった。
…落ち着け俺。
この程度でイラ付いてどうすんだ。
「可愛いな。」
「あ、阿呆か!可愛いくねぇっ!」
どきまぎしてしまうのはコイツの視線が妖しいからだ。ったく、作る前からこの調子かよ。
「伊勢谷、余計な真似すんなよ?」
釘を刺しつつ、気を取り直して、ボールに黄身と白身を分けて卵白をホイップした。
次に粉を振りバターと卵黄を入れて軽くかき混ぜ型に流し入れオーブンにセット。
「流石…ケーキ屋の息子。」
「ケーキ屋の息子が誰しも作れるわけねぇだろ?俺は好きだから作れるの。」
幼い頃から仕事場にちょくちょく顔を出していたので見よう見真似で作っていたらある程度作れるようになった。
「えっと…チョコを刻んでプレートを作らなきゃ…。そうだ。伊勢谷、生クリームぐらいなら出来るだろう?」
「混ぜれば良いんだろ。」
「そうそう。箱に書いてある通りにすれば間違えないから。」
伊勢谷に泡だて器と生クリームを渡して俺はチョコプレートに取り掛かった。
包丁でチョコを細かく刻みながら、伊勢谷の様子を観察。ぎこちない手付きだけど角が立ち始めているから大丈夫みたい。
刻んだチョコをボールに入れ湯煎で溶かしているとふいに気配を感じた。
「おい、背後に立つなよ?」
嫌な予感に伊勢谷から離れて向こうに回ったら奴もついて来た。
「付いてくんなっ!」
「終わったから手伝ってやる。」
「い、良い!こんくらい1人で出来る!」
「遠慮するな。」
俺より動きが早いから後ろを盗られてしまい身構えようとしたら、いきなり尻を触られた。
「ひっ!?」
こらっ!!ケツ、揉むな!
「い、伊勢谷、てめぇ…」
平手を食らわすつもりで手を上げるとヘラも一緒に上がり伊勢谷の顔面にチョコがベッタリ付いてしまった。
「あっ、わ、わりぃ。つか、俺は悪くねぇ。お前が悪いんだ。」
じーっ
無言で俺をガン見する伊勢谷に俺は視線を反らした。
「お、お前が邪魔すっからだろ?」
じーっ。
う゛ぅ…
だから、黙ってガン見すんなっ!自分で拭く気はねぇのかよ!?
「お、俺は…」
じーっ。
くそっ!
「拭きゃあいいんだろ!拭きゃあ!」
タオルを取り顔に持って行ったら「勿体無いだろう。」とぶっきらぼうに言う。
「じ、じゃあ、どうすんだよ?」
「舐めろ。」
「はぁ!?」
「そのチョコは最高級のベルギーチョコだ。一枚、3000円もする。」
さ、3000円!?マジかよ?たかがチョコに大枚叩いてんじゃあねぇ!
「つーことは…伊勢谷の顔に50円くらい付いてんのか?」
「だな。」
唖然とする俺に伊勢谷は顔を近づけた。
50円…チロルチョコなら5個…たしかに勿体無いねぇ…
俺は仕様がなく伊勢谷の頬に舌を這わした。
ペロペロと犬のように舐めとる俺。なんたる屈辱的っ!伊勢谷のくせに俺にこんなことさせやがって!
「っ!?」
こっちが必死で舐めてんのにシャツの上から乳首をさする。
「やっ…やめっ…」
突然、口の中に舌が侵入してきて顔を背けたら項を抑えて固定した。
「やっ…ベローチュウ…ヤダ…」
伊勢谷の舌から逃げようとすれば逆に舌を絡み取られ身体の力が抜けると執拗に乳首をこねられた。
「んっんっ…」
ヤ、ヤバい…
コイツの指先とキスの上手さに俺は何時も流されてしまうんだ。しっかりしなきゃ…と思うのに俺の股間に自身の股間を押し付けるから伊勢谷の高まりが脳にダイレクトに伝わって不覚にも腰が震えた。
「コリコリのカチカチだな。」
「ぎ、擬態語で…俺を表現するなぁ…」
声が上擦ってしまうのはシャツとジーンズの上から厭らしく弄る手に反応するからだ。
普段は何を考えてるか解らない伊勢谷。だけど今は何を考えてるかハッキリ解る。
「海老根…チョコ食うか?」
ボールの中のチョコを掬って口に含ませる。
「ふぁ…」
口腔に広がる甘いチョコ。美味しい…
指をチュウチュウ吸うと伊勢谷は頬を緩ませた。
「エロいなぁ…」
てめぇこそ、仏頂面をエロ顔にしてんじゃあねぇよ。
「下の口にも入れてやる。」
「っ!?よ、よせ…」
口から指を引き抜きジーンズを脱がすとテーブルの上のボールを手繰り寄せた。
「そう言うな。俺が作った生クリーム、味見してくれよ。」
「やっ、止めっ…」
身を捩ったけど腰をホールドされ身動きできない。
「ひぃっ!!?」
ヌルッとした感触にゾワっとした。生クリームが…
「っぁあ…気持ちわる…」
「ウソ。俺の指、呑み込んで旨そうにしゃぶってるぜ?」
チョコは勿体無いって言ったくせに…
「い、伊勢谷ぁ…」
長い指が俺の良い所を引っ掻くからペニスがビクビク揺れて我慢汁まで出てきやがった。
「海老根…お前を食わせろよ。」
甘ったるい声音は大脳を惑わせ血液が騒ぎ出す。
「あっあっ…」
伊勢谷のデカチンが俺の股の間を行き来する。
「なっ…何で…」
こうなるんだよぉ。
俺はケーキを作りに来ただけなのに…
「なぁ、良いだろ。」
吐息混じりに囁き耳朶を甘噛みされ俺は観念した。
「か、勝手にしろよ。」
告げた瞬間、身体を抱き上げテーブルに乗せた。
「力抜いてろ。」
指の替わりに堅い塊が押し当てられ、ずぷっと音を立てて入ってきた。
「あ゛あっーっ!」
ふ、太っ…腹が…一杯になる…
「っ…クリームが良い具合に馴染んで…海老根の中…ヌルヌル…」
伊勢谷の突きにテーブルが振動して材料が床に落ちた。
「ち、ちよっ…伊勢谷…待て…ケーキ作れなくなっちまう…」
「あぁ…」
抜いてくれるんだと思ったら挿入したまま腰を持ち上げ駅弁に驚愕。
「やっ、やめっ、下ろせ!」
「…これ、一度、やってみたかったんだ…」
ニヤリと笑うその顔が悪魔に見えた。
「やっ、やだっ!!」
ゆさゆさ揺らされ、有り得ない場所まで突かれて目の前にチカチカお星様。
「はぁ…海老根…」
伊勢谷はこの体勢に興奮してるのか見たことない顔。それに太さも硬さもハンパねぇ…
「…こ、これ…やらぁ…」
伊勢谷の肩に爪を立て耐える。もぅ…気持ち良いのか苦しいの解らなくてボロボロと涙が零れた。
「此処だけで…イケるか?」
「はっ…ああっ…イく前に…飛びそう…」
「それはマズいな…お前にケーキを作ってもらわないと…」
床にソッと下ろし対面座位なると俺の中心を掴んで扱き出した。
「ひゃあぁ…伊勢谷…」
やっと何時も通りになった安心感で伊勢谷にしがみつき腰を振った。
「伊勢谷じゃあねぇ…隆史だろ?海珂…」
低い声音で俺の名前を呼ぶ伊勢谷はめちゃくちゃ色っぽくてゾクッとした。
「うみ…か…ってゆうなぁ…」
「意地っ張り…俺の名前、言わねぇと放置するぜ?」
コ、コイツ…
いっつも、最後の時は意地悪なことを言うんだから性格悪っ。
「くっ…た、隆史…イかせてぇ…」
「ふっ。可愛い…」
チュッとキスをすると激しさが増し、瞬く間に俺は絶頂を迎えた。
「あぁ…中出ししゃがって…」
伊勢谷の精液と生クリームでアソコはドロドロ。自分の精液で腹はベタベタ。気持ち悪さに顔をしかめると俺を容易く持ち上げ姫抱っこした。
「ま、まさか…風呂とかゆう?」
「綺麗にしてやるよ。」
欲に満ちた瞳にゾワッ!
「お前、風呂でもヤる気だろ?」
「さぁな。」
さぁなって、このまま終わるつもりないくせに!
「下ろせ!俺、もっ、帰るっ!」
「五月蠅い。」
「なっ!?」
唇を塞がれて俺の声は伊勢谷の口によってかき消された。
ちゃぷん…
抱っこしたまま湯船に浸けられ逃げようとしたら足を絡めて動きを阻止する。
「「伊勢谷、てめぇ、調子に乗ってんじゃあ…ぎゃっ!?」
指がぬぷっと入ってきた。
「俺の掻き出さないと後がヤバいぜ?」
「あっぁ…湯が…入って…ヤダぁ…」
暖かい湯と指が俺の中を流動して厭らしい音を立てる。
「俺を此処までさせんのはお前だけだ。」
割れ目にガッツリ嵌められ圧迫感に仰け反ると下からガンガン突き上げた。
「あ゛ぁ…っ…」
振動に堪えられなくて浴槽の縁を掴むと腰を引き寄せ最奥を貫く。
「あぁっーっ!!」
「くっ…締まる…」
水面が揺れて湯が零れ落ちる。
頭がクラクラして…のぼせそう…
良いように扱われて俺の意識が遠のき始めるとギュッと陰茎を掴み扱く。
もっ…勘弁してくれぇ…
「海珂…一緒にイこうぜ。」
荒い息使いに伊勢谷の限界が近い。
「…っせぇ。先にイきやがれ…。」
射精を促すように内側を締めれば伊勢谷は呻き声を上げて俺の中に吐き出した。そのすぐ後に俺も果ててしまった。
ふと気が付くとベットの上。額には冷えピタ。
「…大丈夫か?」
さっきと違い無表情だけど声音は暗い。
「んなワケねぇだろ。むちゃしゃがって…」
そっと頬を撫でたら俺の手を掴んで自分の唇に当てた。
「ごめん…」
「謝るぐらいならすんな。」
「…」
ったく、俺が苛めてるみたいじゃんか。
「横にくる?」
「良いのか?」
「何、急にしおらしくなってんの?」
掴まれた手を引くと伊勢谷が俺の胸に落ちた。
「今日はお前の誕生日だから、その…特別だ。」
「うん。」
俺の手を握ったままベットに入るとギュッと抱き締めた。
「俺、超幸せ。」
普段は無愛想で無口なくせに俺の前では顔も口も柔らかい伊勢谷。素直に気持ちを言えるお前が羨ましいよ。俺はダメだ。意地やプライドが邪魔して素直になれない。何時か…素直になれたら良いな。とかくだらないことを考えながら眠りについた。
翌朝、伊勢谷のお姉さんが起こしにきた。
「海ちゃん、愚弟の為に災難だったわね。」
俺を後から抱き締めて離れない伊勢谷をじろりと見てお姉さんは溜め息を吐いた。
「何時ものことだし…慣れてます…。」
伊勢谷が俺のこと好きなのはお姉さんも知っている。つか、家族公認だし。
「そうそう、ケーキ、美味しかったわよ。」
「あっ!?忘れてた。」
「姉貴、俺の分は?」
「あんたは嫌ってほど海ちゃんを食べたんでしょ?」
にやけ顔のお姉さんに俺は真っ赤になった。この姉弟はデリカシーがないとゆうか…
「それとこれとは別だ。」
「また、海ちゃんに作ってもらいなさいよ。朝ご飯、出来てるから降りて。」
お姉さんが出て行くと伊勢谷は俺に「来週の日曜日、ケーキ作ってくれ。」と言うから「ふざけんなっ!」と頭に拳骨をくれてやった。
終わり。
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