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「はぁぁぁぁぁぁぁ、やっと帰れた!!家だぁぁぁぁ…
1日長かったぁぁぁ…」
夕方まで時が過ぎるのが早いとか言っていた俺だが今や全く違うことを言っている。
茜さんのご飯も食べれたし、お風呂まで入れてもらって今度何かお礼をしなくちゃいけないな。
「うわっ!!」
家に入って玄関で今日が終わった事の余韻に浸っていると後ろから急に抱きしめられ、びっくりして思わず大きい声を出してしまった。
「幸仁が俺の家の匂いになってる」
「へ?あぁ、だってこの服章優さんのお古らしいですし、懐かしいですか?」
「俺の家の匂いに包まれた幸仁…すんごい興奮する。母さんなかなかいい事してくれるな」
そう言って章優さんは片手を俺の服の中に入れていやらしい触り方をしてくる。
「ちょ…///あ、章優さ…」
くすぐったさよりも今までしてきた事を思い出して身体が期待しているのが分かる。
まだ玄関なのに、こんな事してちゃダメだろ…!!落ち着け俺!!
「あ、章優…さん!ここ、玄関///」
「ちょっとだけ」
ちょっとだけの触り方じゃないんですけど…!そんな甘えた声で言われたら突き放せないじゃないですか…!
「ぅ…やぁ//」
章優さんは俺の耳を甘噛みしたり吸ったりして、そしてピチュピチュと卑猥な音を立てて俺の脳を侵食していく。
「…んっ//」
章優さんと自然に重なる唇。
軽めのキスを数回かわし、そして段々大人のキスに変わっていく。
目が見えていないことなんて忘れるくらいスムーズに俺の服をはだけさせていく章優さん。
そして俺の首元に噛み付いたり、下手すると周りに見えるような位置にキスマークを付けてくる。
(少しチクっとするがそれすら幸せと思ってしまうのは、もう俺は終わっているという事なのだろうか)
「ん、ちょっと……だけじゃ…ないじゃないですか!」
「だって良さそうなんだもん」
だもんって…あんた一体何歳だよ!!
しかも、そんな章優さんにちょっとトキメイてる俺がいるからやめてほしい…!!
軽く突き放すとムスッとした顔で、章優さんは俺のおでこに自分のおでこをコツンとぶつけて少し拗ねた様子で突き放した事に対してモゴモゴと文句を言っている。
「もー、分かりましたから…拗ねないでくださいよ」
俺はそう言って章優さんの頭を撫でて嫌がっていたわけじゃないと弁解する。
「嫌じゃない?」
「嫌なわけ…ないじゃないですか//」
「そっか…良かった」
ホッとした顔をすると思い章優さんの顔を覗くと、それとは全く違ってニヤリと微笑み俺の耳元でボソッと言い放つ…
「ベッド行こっか」
そうだ、この人はそーゆー男だ。
甘えてみて反応が良かったらそれにつけこむたちの悪い悪魔…
耳元から離れたその顔はさっきまでの拗ねた可愛い顔じゃなく、獲物を目の前にした雄の顔だ。
あぁ…どうしよう…
やっぱり俺、この人が好きだ…。
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