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むっつり
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朝、俺はキッチンに立っていた。
今日は学校があるから、みいくんと俺のお弁当作りたくて。
初めて作ったおにぎりはそれはもう白ごはんの固まりに海苔がひっついたみたいなみすぼらしいものだったけど、今はおにぎりぐらいなら上手にできるようになった。
溶き卵をフライパンにいれて焼けば、じゅーっといいにおいが辺り一面充満する。
それと一緒にぐーっとお腹が鳴った。
よし、完成。
と、スーパーで買った塩鮭を焼いたもの、ゴボウを笹がきにしたやつの金平風炒め、あと大好きなミートボール、そしてさっき焼いた卵焼きを詰める。あれ?なんか緑が足りない…。
まあ、いっか。
と、作れたほうが嬉しくて蓋も閉めずにみいくんがいる部屋へと向かった。
みいくんは朝寝坊の常連で、今日もベッドの中で静かに寝息をたててる。
「みいくん」
「…おはよー」
「今日学校あるよ」
「…あー…だるいね、休もか…」
「えっ、だめだめ起きよ!」
「……ちゅうしてくれたら起きる」
「えっ」
「はいっ、ちゅう…」
そう言いながら顔を出されて固まった。
目を閉じて唇を差し出してくるみいくんの顔が可愛すぎる…。
こたえてあげたい…。
「ちょっと待って歯磨きしてくる」
慌てて口元に手を当てて小走りで洗面所に向かう。けど、歯磨きをしたあとダイニングにいけば、起きたみいくんがテーブルに座って眠そうにあくびをしながら弁当の残りのおかずを食べていた。
もう、キスしないでも起きてるじゃんか。
「これたろが作ったの?」
「うっ、うん…どんな?」
「卵焼きがちゃんと形になってるねえ」
「でも、他のと比べたら綺麗じゃない…」
「そう?たろらしくて、好きだよー…」
「…へへ」
そう言われて思わずハニかむ。
そうやって言ってくれるみいくんが俺も大好き。
弁当も喜んでもらい朝御飯も済ませて、ふたたびふたり並んで歯磨きをした。
歯磨きを終えたあと、急に後ろからのし掛かられてタイルに手をつく。
するりとシャツの中に入ってくる腕を捕まえた。
「だめ!」
「えーなんで?」
「学校だから!」
「まだ二時間あるしいーじゃん」
「したあと変な感じするから嫌だ」
「へえ、変な感じって?」
「えっ…ず、ずっとちんこはいってるかんじ…」
「…えー…ねえお願い」
「だめだって!」
そんな甘えた声で可愛く言ったって聞かないぞ。それに俺だって昨日してないぶん我慢してるんだ。
みいくんだけじゃないんだから。
けれど、みいくんの体重に負けそのまま押し倒された。上にみいくんがのし掛かる。
ズボン越しの股間に膝が当ったあと、ぐいぐいと食い込ませた。
あ、負けそう。
「だめだよ…」
「勃ってんじゃん、嘘つき」
「だって…」
「むっつり」
「…」
むっつりじゃないし。
「別にいやってゆってない、俺だってしたいんだから」
「じゃあしよーよ」
「…だからだめだって」
「じゃあもういーし」
「…っ、いいって…あ、まっ…」
結局そうなっちゃうんだから。
あとからダルイーって言っても学校にはちゃんと連れて行くからな!
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