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51話
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「お~~い!奏汰!早くしろよ…ってどうした?」
「っ…は…ごめん…考え事してた」
「って、お前顔色悪くね?」
「気にすんな…飯食うんだろ?早く行くぞ」
「おう!飯~!飯~!」
凪斗の方へ向くと楽しそうにまだ話していた
ズキッ…
まただ…なんだろう
熱悪化したかな…
そう思っているとバチッと目が合ってしまった
「っ…!」
やべ、急に逸らしすぎた
まぁいいか…関係ないし
「ごめん…おばちゃん遅くなった」
「随分長かったねぇ~ほら、ニラ玉の雑炊だよ」
コトンと出されて蓋を開けてみると
いい匂いがふわっとする
「いい匂い…」
「だろ?ほら温かいうちに食べな」
「はい、ありがとうございます…頂きます」
パク
「っ…おいし…」
口いっぱいに広がる
あったかい…なぁ…
「そ?良かったわ…雑炊は消化もいいからね」
「美味しい…すみません…迷惑かけて…」
「良いのよぉ!あのいつもの奏汰くんの笑顔をまた見たいもの!あっ、でも無理は禁物よ!?薬飲んで早く帰って寝ること!」
お母さんみたいだ
「ふふ、ありがとうございます」
ガタンッ
「やっぱり体調悪いんじゃんか!!」
「ゲッ…翔大」
「ごめん…俺気づけなくて」
「なに、しおらしくなってんの?大丈夫だって」
「無理やり連れ出しちゃったし…今も相当顔色悪いし」
「無理やりとかいつもの事だろwwww顔色は元からだから心配すんな」
「でも…だって」
「だってじゃない…薬飲んだし…ご飯も食べれるし
本当に無理だったらお前に頼るから」
薬…は飲んでないけど笑
「ほんとだな!?!辛かったら言えよ!?!言わなかったら許さないからな!!!」
「はいはい…」
翔大ってば心配性なんだから
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