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結局残ったのは、影山、月島、山口、2年組みだ
日向は残るとうるさかったが船を漕いでいたので帰した
大地さんにちゃんと施錠する約束をし鍵を借りれたので体育館で話すことになった
陣形は壁に俺、後が俺を囲んでいる形で座る
「で、なにが聞きたいんだよ。今ならお兄さんなんでも答えるぞ」
「よし、じゃぁ俺からだな!」
真ん中目の前に居た西谷は勢いよく立ち上がり親指で自分を指した
いちいちかっこつけるなぁ
「はい、西谷くん」
「綾斗は好きな人いるのか!」
「西谷さんたまにはいい仕事しますね」
「月島ぁ!たまにはってなんだ!」
うん。想定と違う
「ほら、綾斗が困ってるよ西谷」
「おう、困ってる」
縁下が苦笑いで助け舟を出してくれたようなので、それにのる
「で、誰なの?綾斗」
ん?縁下さん?
「ほら焦らさないでさっと言って下さいよ。なんでも答えてくれるんですよね?綾斗さん」
なに?この流れ
てか、月島こわい
「ま、俺は潔子さん一筋だから田所が誰が好きかなんて興味ないけど、話が先に進まないからとっとと吐いちまえ」
うん。田中うるさい
「いません。てか、んなくだらない質問するなら帰るぞ」
各々ガッツポーズしたり思考をめぐらせたりと忙しいやつらだ
「綾斗さん。聞いていいっすか」
「はい、影山くん」
この中影山が手を上げた
ありがたい助け舟だが、お兄さんこの子が社会でちゃんとやっていけるのか心配だぞ
「中2以降何してたんすか」
「怪我して、しばらくは寝たきりだったので勉強してました。はい次」
「はい」
「はい、影山くん」
「綾斗さんはU-15にどうやって入ったんですか」
「知りません。呼ばれたので行っただけです。はい次」
「はい」
「はい、影山くん」
「綾斗さんはなんで東京からこっちにきたんですか」
「ばあちゃんのうちがこっちにあるからです。ちなみに烏野を選んだのは家から一番近かったからです。はい次」
「はい」
「はい、月島くん」
「好きなタイプはどんな人ですか」
「頭脳系プレーヤーが好きです」
「じゃぁ僕脈ありですね」
「なんの脈だかわかりません」
ホント何なんだよ。この質問会
俺の想定と大幅に違いすぎて困惑しかねーぞ
「じゃぁ俺は帰ります」
俺を一番に呼び止めた影山が立ち上がった
それに田中が声をかける
「なんだ?影山もう帰るのか?」
「はい、大体聞きたい事も聞けましたし。バレーのことは練習中にでも聞きます。じゃ、おつかれっした」
影山はすっと帰っていった
俺の覚悟とかもろもろどうしてくれるんだ!あいつは!!
「ホント王様ってバレーのことしか頭にないんだね」
「ツッキーはバレーより綾斗さんの事のほうが気になるもんね!」
「山口うるさい」
「ごめんツッキー」
いいからお前らも帰れよ
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