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どうも!俺は家政婦です 4
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自分の部屋になったところはやっぱり広くて、
こんなに贅沢じゃなくていいのに…て思った。
まぁ、貰ったものに文句なんて言えないから
なるべく綺麗に使おう。
この家は和服なので畳の部屋しかない。だから俺のベッドもアパートから持ってきてくれたみたいだが、
捨てて貰った。
畳が傷んじゃうからね。
部屋の整理が終わった。
入らないものはまとめて明日捨てよう。
アパートにあったものを全部持ってきてくれたみたいで、
あの写真、お父さんとお母さんの写真があったので
安心した。
今日も写真に話しかける。
あった出来事を順に話して、俺も思い出す。
今日はメッチャ大変だった。
てか、急すぎて思考停止したし。
これからどんな事が起こるのかはらはらします。
ふと、足立さんが言ったことを思い出した。
『俺の事しか見れなくなるくらい惚れさせるから覚悟しとけよ。』
それはもう男でも惚れそうな低く色っぽい声で、
大きくて逞しい手で、
綺麗な弧を描いた口が、全て思い出されて顔が一気に熱くなる。
あんな至近距離だったからだ。きっと。
決してきゅんときたわけではない。
悔しくて悔しくて仕方ない。
だから、好きになんかなるもんか。
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