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ゴールデンウィークは初デート!!?7
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「どっか見たいとこあるか?」
「んぇ?…あ!えーと、足立さんが行きたいところで良いですよ。」
い、いかんいかん。
ぼーとしてた‼︎
絶対間抜けな顔してた。声も裏返ったし!
ちらっとお茶屋さんを見るとやっぱり女性が多いし、
迷惑なんてかけたくないし。
「あそこのお茶屋入るか。」
ビクッと肩がビクついた。
な、何故だ、声に出してた?
いやまさかそんな!
気付かれたのかな?
ちらっと見ると、
「体験面白そうだな。行こうか」
「は、はい…」
俺に微笑んで、前を歩いていく。
何だかその背中が大きく見えた気がした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「はぁ〜、楽しかったです。抹茶飲んだのも初めてですし!ご馳走様でした。」
「ちょっと苦かったけどな。」
「もしかして足立さん、実は苦い食べ物苦手だったりして〜」
とちらっと足立さんの顔を見ると、
しまったと思った顔をしていた。
…やっぱり、俺に合わせてくれたの?
「ご、ごめんなさい。俺がずっと見てたからですよね?
俺に合わせてくれ無くて良いんです。すみません。」
本当に、合わせてくれ無くても…
「何を言ってるんだ。」
ちょっと低くなった声に少しびっくりする。
怒らせた?
俺、何か間違ったこと言った?
「俺はお前の楽しそうな顔が見たかったんだ。
それに、苦手と言ってもそこまでじゃない。
だから謝るな、いいか?」
「は、はい」
「でも、明日は行きたいとこあるから付き合ってくれ。」
「はい。」
そう答えると、優しく微笑んで俺の頭を大きな男らしい手で荒っぽく、でも、優しく撫でた。
そんな姿を見せられてキュンとしない人はいないと思った。
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