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バレました。2
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「………ろ」
ん?
誰?
何だろう、声がする。
「ま………ろ………ろ!」
何て言ってるんだ?
てか、聞き慣れた声なんだけど。
「真尋!おーい、まーひーろー!」
「ふぁい‼︎」
覚醒して体が飛び跳ねた。
だって俺の隣にいたのは…
「な、何でここにっ
…光‼︎」
そう、俺の幼馴染、光が何故か目の前にいる。
「よ!大丈夫か?お見舞いにみかんゼリー買って来た‼︎」
凄いニカッと人懐っこい笑顔を見せた瞬間、
急に真顔になった。
これは光の怒ってますというサインのようなものだ。
きっと今まで黙っていたからだろう。
嘘までついて。
「俺が何で怒ってるか分かるよな?」
「はい」
「何でちゃんと言ってくれないんだよ。
しかも嘘ついてさ」
「だって…男にプロポーズされて、しかもその人がヤクザで、今一緒に住んでる…何て言ったら頭どうかしてるって思うだろ?」
「それでも嘘は嫌だった。」
「ごめん、なさい」
「ん。それにその人から聞いたよ。
あの人本気で真尋の事好きなんだって話してる時感じた。
…真尋は足立さん?の事好きじゃないの?」
「いや?恋愛としてはまだ…
人間としては好きだと思う。」
「そっか‼︎
でも足立組って珍しいヤクザなんだよー
良くも無ければ悪くもないんだ
親父も言ってたけど、警察に手を貸して
事件を解決させたって。
だから安心した。
真尋を足立さんに任せられる。」
「そう…なんだ……」
「それに白鳥さんって人‼︎凄く綺麗でかっこいい‼︎
真尋が羨ましいよ〜‼︎‼︎」
「白鳥さん綺麗だよね。
あと赤さんもいい人だよ。」
目をキラキラさせているから思わず笑ってしまった。
そしたら拗ねたんだけど。
でも、良い幼馴染がいて幸せ者だなと少し思った。
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