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夏休みの始まり 2
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「お邪魔しまーす‼︎」
「ただいまです…」
勢いよく光が玄関を開けると、
ギロリと人を殺しそうな目をこっちに向ける人がいたが、
俺の顔を見ると警戒を解いた。
「あ!ねーさん!お帰りなさいっス‼︎‼︎」
「いや、ねーさんじゃないですから」
「ところでねーさん」
だからちげぇよ。
俺は男だ。
あんまり女扱いしてると痛い目にあうからな?
ああん!!?
「そのお隣の方は……
はっ‼︎もしや浮気‼︎‼︎
若がいるのにも関わらず他の男を作ったんですかい⁉︎」
はぁ、誰かこいつどうにかして。
精神科か眼科に連れてってくれ。
どうしたら俺がコイツの恋人に見えるんだよ。
てかあんたらの若と付き合ってもねぇよ。
そう不機嫌になりながらもどうしようと思っていたところに赤さんが‼︎
「あ、お、俺は何も見てねぇぞ、うん←((」
と思ったら踵を返してどっかに行ってしまった……
なんでーなんでーなんでやねんねんねん⁉︎
あああ!もっとややこしい事に‼︎
誰か!誰か‼︎助け………
「ただいま戻りました。真尋さん。どうされましたか…
おや、そちらは光さんですね。
こちらへどうぞ」
その声が聞こえる方に振り向くと、
白鳥さんが無表情だけど、少し嬉しそうな顔で話しかけてきた。
「し、白鳥さん!ねぇさんの隣のやつ誰ですかい⁉︎」
「あぁ、こちらは真尋さんのご友人ですよ」
「あ、そうだったんですかぃ!
そりゃ失礼しやした!」
そう言って逃げるように退散した。
もうこれだけで疲れたんだけど…
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