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濡れた少年。ー梓の場合ー
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喉が乾いた…。
あの日から、一体何日経ったのかな…。
カシャン…。
ベットと僕の手を繋ぐ金属の音が、僕しか居ないおじさんのアパートの一室に響く。
仕方なく水を飲むことを諦めてベットに横になった。
下半身は相変わらず鈍く痛み、なかなかいい体勢が見つからない。
服は着ていない。
叔父さんに、家に着くと脱がされた。
これでまた、今までと変わらない日々が続いて行く…。
「浩太さん…」
ぐっと胸を締め付ける恋しさから名前を呼ぶ。
返事はない。
虚しくなるのに、やめられない。
叔父さん、今日は帰ってくるのかな…?
早いのかな…?
時計を見ながら、考える。
もし、帰ってこなかったら抱かれないで済むのに…。
触れられるなら、浩太さんが…いいな…。
意識が遠のく中、玄関のドアの開く音がした…。
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