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学校生活6
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「こんな貧弱な奴が姫を守れるんですか!?」
親衛隊が自慢の筋肉をアピールする。
鍛えられた二の腕を見て、ああ、あの腕で首を締められたら一瞬で死ぬんだろうな……と思った。
だからせめて雪、何もしないでくれよ……。
「爽ちゃんはこう見えて割と筋肉ついているんですよ。ほら!」
俺の思いも虚しく、雪は後ろから俺のベストとシャツをめくりあげた。
親衛隊には遠く及ばない、薄らと筋肉のついた腹が晒される。
「ほお~。てめえ騎士崎。いい度胸だな……!?」
ゴゴゴ……と効果音すら聞こえそうなほど権田原さんが俺に近づく。
「失礼します!!!!!」
死を覚悟した俺は雪の腕を掴むと一目散に教室を目指して走りだした。
「朝練がんばってね~!」
雪は振り返って楽しそうに手を振る。
後で覚えてろよ!!!!
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