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放課後3
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「やっぱりあいつは気持ち悪いな」
遠くなっていく新に俺は呟いた。
雪と2人で帰り道を歩く。
帰りは朝ほど同じ学校の生徒は通っていない。
歩いて15分。
お互いの家に着いたが、雪は当然のように俺が俺の家の鍵を開けるのを待っている。
俺たちの両親は共働きで、小学校の頃から2人で両親の帰りを待っていたんだけど。
それが高校生になった今でもずるずると続いている。
家の鍵を開けると、雪は誰もいない家にただいまー、と言って先に俺の部屋がある2階へ上がっていった。
「飲み物持ってくる」
「いちごミルク飲みたいな~」
「そんなものはねえ。水でも飲んでろ」
ふざけたことをほざく雪に悪態をつくと、俺はキッチンに向かった。
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