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お勉強をはじめよう 2
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「勉強ったって何から教えればいいんだよ……」
翌日の教室で俺が呟く。
今朝は例の親衛隊がいつもより多くて逃げるのが大変だった。
ついでにいうと、昨日はあんまり眠れていない。
おかげで俺はすこぶる機嫌が悪い。
リップを塗り直してくると言った雪は今、教室にいない。
「おっす爽太。って何だそのクマ!!」
新が俺の顔を見て驚く。
「あ?」
「ガラ悪い!いつもの3倍は怖い」
カバンを置きながら言う新。
「なあ新、中学の保健のテスト用紙持ってるか?捨ててなかったら貸して欲しい」
……とりあえず、中学の保健の範囲から勉強させよう。
「あー持ってたかなあ、探してみるわ。てかAV見た?」
さらりと話題が変わる。
「見たけど散々だった。」
そもそもこいつが俺にAVを渡さなければ、あんな事にはならなかったんじゃねえのか?
俺はつい、むしゃくしゃして新の肩を殴った。
「えっ!?俺なんかした!?つーか痛ってえ!!」
新は肩をさすってるけど気にしない。
とりあえず、今日家に帰ったら中学の保健の教科書を引っ張りだして勉強させよう。
俺が雪に自慰を教えたことを……。
俺の秘密をバラされないために。
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