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いー・みー・ふー♡
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おいおいおいおい!
こんなに廊下のど真ん中を歩いていいのか?
しかも後ろに何十人もいるし‼︎‼︎‼︎
『お前は、今日からスキルのリーダーだ!』
先輩に言われた意味がわかった
だからこんなにヤンキーがいるのか…
頑張るぞ
「よっ!葵!っと言うより葵さんか?」
「おい!ビビったじゃんか!急に話しかけんなよ!誠!
つーか葵さんってなんだよ気持ち悪い…」
こいつは〝後藤 誠″俺の親友…
「だって今日からだろ?お前がご活躍されるのー!」
「はぁぁぁ?!うるせーなあっち行け!」
「そんな可愛い顔してんのにもったいないよなーだからモテないんだよ」
弱点を突かれた〜…
「く、くっそー…」
「おーっと、来たよーお相手のお方達がー」
「お、おぅ…」
うわー背たけえなー
あれ何センチあんだよ…ちびりそー
え、あれ?もしかしてこっち来てる?
え、やばくね?戦闘態勢オン?
もしかしてみんなやる気?
みんなオンしてた?いつから?俺だけぇ?
「ねぇ…君がスキルのリーダー?」
くっそイケメンやんけ…
やばー
「ぇ、あ、うん。そうだよ」
普通に答えてどーすんだよ?!
ぇ、ぁ、うん。そうだよ…じゃねーんだよ!
俺の第一印象がぁ〜
「へぇ〜ふふ、ちいさいねぇー」
そう言って俺の頭を撫でる
うっぜぇー
「なめんなよ」
「まだ舐めてないよ〜可愛いからってそこまでしないよ♡」
「あ″ー?!おまぇー!」
「もぉ〜かわいいー」
殺すのかってぐらいきつく抱きしめる
いってぇー
「くっそ…離せよ!」
「嫌ダァー♡」
そして俺を軽々しく持ち上げてあるところへ連れて行った。
そこは…保健室
何するの?
そしてベッドに俺を落とす
「何すんだよ!?」
「何って何が?」
「はぁぁ?!お前頭おかしいんじゃね?!」
「君よりは悪くないよ…中学校の時の事、覚えてない?俺、偏差値75あったよね?」
「ぇ、ぁうん…あああああった」
「覚えてないんかーい
もっと良い高校に行くつもりだったんだけ
ど、ある人の事を追いかけ入ったんだー」
「あっそう」
「冷たーい、もっとなんか言ってよー」
「あ、ごめん…」
めんどくさいな こいつ
ドサッ
俺をベッドに押し倒す
「なぁ、お前なんでヘッドになった?」
なんだよこいつ
あ、ヘッドっていうのは頭、リーダーのこと
「つえーからに決まってんじゃん。」
「頭の悪いお前が?」
「くっそ…どけよ、邪魔」
力強すぎんだろ…
ムカつく…
「はーなーせー!!!!!」
俺は必死に抵抗するもこいつはビクともしない。
「ふふふ…まぁ俺がヘッドになった時点で、
ブレインの勝ちは決まった。
お前らと違って俺らは、頭も使えんだよ」
そう、ブレインの意味は『頭脳』
こいつらは、まぁまぁ頭もいいやつが揃ってる。だから喧嘩の時は頭の悪い俺たちじゃ
全部潰される時がある。
「うぜー!どけろ!」
てか、さっきの態度はどこ行ったんだよ
あのふわふわな感じはどこ行った?
「お前…なんか…表と裏激しすぎて、ついて行けない…。」
「何言ってんの?ライバルに理想もっちゃダメじゃない?おバカさん。」
「ぁ、はぁ!ぇ、は?お、俺の名前は
先々 葵だ!おバカさんじゃねぇ‼︎‼︎!」
そう言って
俺は雪野原を押しのけて起き上がった
「知ってるつーの…」
雪野原は下を向いて寂しそうに言った
なんだ今のは…
怒ってる?
「なんだよお前…怒ってんの?」
俺は雪野原の顔を下から覗く
「は…ン////////」
「なんだぁ?お前照れてんのかー?」
「…じゃ」
そう言い残して雪野原は保健室を後にした
あいつって本当に…
いー・みー・ふー♡
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