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食事。
人付き合い。
身体。それと、声。
「最近、俺……、我慢ばっかだな……」
すべてをカズマのせいにはできないが、かなりの割合で彼が原因なのは確かだ。
いや、年上の俺がもう少し冷静になって、もっと慎重に考えるべきだったのだ。
二人きりで暮らしたいと熱烈に迫ってくるカズマに流され、なんとなくで決めてしまったのがいけなかった。
「身から出たサビ、か」
この暮らしを始めてから、不自由なことばかり目についてしょうがない。
俺だってカズマのことが好きなはずなのに、どうしてうまくいかないのだろう。
扇風機から放たれるプラスチックのような金属のようなツンとするニオイを感じながら、倒れこみ、幼虫のように丸くなる。
もっと自由に飛び回りたい。
そう祈りながら、長い長い眠りにつくように――。
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