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01> Addition Story
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目の前の男、高川 渚。彼は、俺の可愛い後輩である。
……いや、二十分前までは、そんな普通の関係だった。
今は、彼と俺は恋人である。まぁ、一言でいうと、全く、あり得ないっていうことだ。
なんで俺らがこんな関係になったのか。
それは、――渚が、あまりにも大胆な行為をしてきたから。――だ。
SEX。それは、普通ならば親密な男女だけに許される行為であるはずだった。少なくとも、俺の頭の中では。
しかし、それは渚によって覆される。なんと、俺は渚と……それも、俺がネコで……SEXをしてしまったのだ。
普通ならば、最悪だー!! と嘆くところだろう。
だが、俺はそんなことはなかった。
行為中の、彼のさりげない優しさ。
俺のア、アナ……(……アナルって言うの、めっちゃ恥ずかしくねぇか!?)、まぁとりあえずソコが、裂けたりしないように、解すのにはゆっくり時間をかけてくれた。
それに、俺が嫌な気分にならないように、優しく後処理だってしてくれた。
そのせいか、俺はレイプされたはずなのに、全く嫌にならなかった。(まぁ、元からそういう素質があった、っていうのも否めないけど)
いつの間にか、行為中に俺を優しい笑顔で見つめる彼に、惹かれていた。
いつも、俺と目を合わせた時は、無表情にも近いような顔をしているのに、俺の身体を撫でる彼の目は、とても優しいんだ。でも、また俺と目が合うとはずかしそうに目を逸らしてしまう。
なんだか、すごく渚が可愛く感じてしまったのだ。
だから、俺は渚に告白した。それを聞いた時の、渚のあの無邪気な笑顔。俺は、それが忘れられない。きっと、これからもずっと忘れない。
もしかしたら、渚が可愛く感じるのも、彼を愛おしく思うのも、一時の感情なのかもしれない。
初めてのア、アナ……( これ、マジ恥ずいな…っ)アナルSEXの快感に、俺自身が溺れているだけかもしれない。
だけど、渚のあの無邪気な笑顔を見れたら、それでいい気がする。
隣でにこにこと笑っている渚。
そんな彼の頭を、優しく撫でる。
――どうか、この幸せがずっと続きますように。――
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