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03> 初対面なのに5
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「いっぱいでたな……」
隆明さんは、その一雫を手ですくい、舐めた後でそうつぶやいた。
「それに、かなり濃いね」
隆明さんは微笑む。
その構図はとてもエロかった。北村さんが……色っぽい。
でも、僕はそれどころじゃなかった。
だって、さっきだしたはずなのに、僕のムスコは収まらなかったのだ。
ビンビンと大きく自己主張。
なんとなく、さっきよりも大きくなっているような気もする。いや、これはなんとなくだけどさっ!!
「あれ? あんだけ出したのに……。 でも、時間も詰んでるからごめん。 とりあえず、アナル見せて」
そういうと、隆明さんは半ば無理やり僕の尻をつかんだ。そして、四つん這いにさせる。隆明さん、意外と力強いよ……。
きっと、隆明さんには今の僕のアナルが丸見えだろう。
「綺麗な色だね。 なんか充血してるけど……」
隆明さんはそういって、僕のアナルを指で軽く弾いた。
「んっぁ……っ」
あれ? なんだ、今の声。
今のおかしくないかっ、なんであんな声が出たんだ!? ていうか、本当に俺の声?
「じゃ、すぐに写すから待っててね」
……。
そんな宣言の後は、カリカリという鉛筆の音だけが聞こえた。
それだけに、恥ずかしさも増す。多分、顔も真っ赤だろう。
っていうか、BLでもないだろうに.NLのエロゲで男のアナルって必要なのか?
「よし。 出来たよ」
そんなことを俺が考えてる間に、隆明さんはそういった。
僕は、(やっと終わった……)と思いながら、立とうとした。
だけど、次の瞬間に、なぜか僕は先ほどまでうつ伏せになっていたベッドに押し倒されていた。
「なに帰ろうとしてるんだ? いまから、本当の観察なんだけどね」
また、隆明さんがにやっと笑った。
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