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05> 好奇心3
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一時になった。
昼ごはんは、あの男の子と食べる予定だ。
「ふぅ……」
予定の三十分前に僕は到着した。
近くの椅子に座って深呼吸する。
ばくばくとなっている心臓を落ち着けた。
「目的地に着きました」
そう書いたメールを今度はスマートフォンから送る。
すると、今度はすぐに返事が帰ってきた。
「ぼくもついてるよ。 緑のコート着てるから見つけやすいかも」
僕は、キョロキョロと周りを見回す。
すると、見つけた。
緑のコートを着てる背が小さめの男の子を。
男の子も探しているみたいだった。
僕は、手を降りながら男の子に近寄った。
「ねぇ、君」
僕が話しかけた。
すると、男の子は微笑んだ。
「もしかして、メールくれた人?」
僕は、こくりと頷いた。
すると、彼は意外そうな顔をした。
「えぇっ!? こんなイケメンのお兄さんなの?」
そのワードが僕を興奮させた。
が、それが気になるところじゃない。
「え?」
僕は首をかしげた。
確かにまだ二十代だけど……。
「いつもおじさんばかりなのに……。 久しぶりに楽しいなぁっ」
男の子は微笑んだ。
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