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07> 不良(無理やりと見せかけて……w)
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「んっく……」
酒の瓶をひとつ飲み干した。
新しい瓶を取るために、冷蔵庫を開ける。
だが、もう酒はなかった。
「はぁ……」
大きくため息をつく。
昔の楽しい思い出が思い出される。
彼女と一緒に手を繋いだ毎日。
とはいっても、彼女は男だけど。
彼男っていったところか。
そんなしょーもないジョークを自分の脳内でかんがえながら、またため息をつく。
俺の彼男……いや、彼氏?彼女?……ま、なんでもいいや。
俺と付き合ってたやつは、先日、別れてしまった。
理由は、「竜斗は面白くない」からだって。
やっぱり、SEXを嫌っていたことが理由なんだと思う。
キスさえも拒否していたし、まぁ当然っていったら当然だった。
――でも、確かに彼のことは好きだった。……はずだ。――
酒がなかったから、仕方なく麦茶を飲むことにした。
ひやっとした麦茶が体に入ってきて心地よかった。
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