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08> 風紀委員と(律儀×不良)
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「はぁ……かったりぃ」
ここは生徒補導室。
おまえらも知ってる通り、悪い奴をここで諌めるんだよ。
で、俺は目の前にいる律儀な風紀委員に諌められているわけだ。
「そんなきびきびしなくてもいーじゃねーか。たかが、ピアスだろ?」
イライラした口調で俺はいった。
すると、風紀委員が不敵に微笑む。
「ダメですよ。 学校の風紀に影響しますから」
この風紀委員の名前は、中川 ユキト。
とにかく、何にでも律儀な奴。そんで、俺の敵。
「いーじゃねーかー、それくらい」
それでも、俺は粘る。
反省文とか、没収とか絶対に嫌だ。
「はぁ……。じゃあ、お仕置きですか」
「は? ナニソレ?」
お仕置き?なんだそりゃ。
いままでの罰は、
反省文(400字詰め原稿用紙10枚)とか、没収とか、先生
からのお諌め(拷問)とかだった。
お仕置きなんて言葉は初めて聞いた。
3年、生徒補導室に通って、初めてだ。
「お仕置きは、お仕置きです。 ほら、そこのソファーに座ってください」
「お、……おぅ」
そう言われて、仕方なくソファーに座る。
もしかしたら、いままでで一番楽かもしれない。
そんな浅はかなことを考えながら。
「じゃあ、始めますよ」
ユキトがまたもや不敵に微笑む。
そして、いきなり俺の服を脱がそうとしてきたのだ。
「あぁ? なにやってんだバカッ、おい!」
俺の抵抗も虚しく、どんどん服は脱がされていった。
(ユキトって、こんなに力強かったけ?)
そんなことを思っていたら、いつのまにかパンツとシャツだけになっていた。
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