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第2話 「藤宮家の母」
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「冬季...話があるわ」
「...何、母さん」
学校から帰って自分の部屋のドアを開いたら母が正座をしてこちらを見ていた
その表情は真剣な顔で
まるで戦国時代の武将みたいだ
「とりあえず座りなさい」
「うん」
余程真剣な話なんだろう
俺は少し緊張をしながら
中に入り扉を閉め
母さんの前に正座をした
「冬季...あなたに聞きたいことがあるの...物凄く重要なことだから嘘をつかずちゃんと答えてちょうだい」
あんなにも真剣な母さんは初めて見た
真剣しすぎて軽くゴルゴみたいな感じになってるけど
「母さんがそこまで言うんだったら
俺ちゃんと答えるよ」
「ありがとう、あなたは私の自慢の息子よ
単刀直入に言うわ冬季」
空気がピーンっと張り詰める
自然と背筋を伸ばした
これから何を聞かれるのだろうか
ゴクリと唾を飲むこむ
「冬季...
あなたエロ本読まないの?」
「おい、俺の緊張感返せ」
どうやら母は俺の部屋の掃除をしている途中で我が息子冬季は、高校2年生思春期真っ只中なのでエロ本があるのだろうかと疑問を抱いたそうだ
そして好奇心旺盛な母は隅々まで探したが驚く程に何も無く
どこまでクソ真面目なんだと逆に腹が立ったそうだ
「いや、息子のエロ本見つからないぐらいでなんでキレられなきゃならないんだ」
「あんたクソ真面目過ぎるのよ薫はちゃんとエロ本あるのに」
「薫のエロ本事情は知らねーよ
てか、薫の部屋にも調べたのかよ」
「いいえ、自ら言ったわ」
「なんでだよ」
本当になんでだよ
普通、自分から下事情言うか
あぁ、俺以外の家族普通じゃないから
別にいいのか...いや、よくねーよ
「冬季...お母さんね、あなたの事が心配なのその若い歳でインポはまずい」
「母親の口からインポって言うことの方がまずいわ」
「インポテンツ」
「正しい名称を言えばいいって訳じゃないからな母さん」
「とりあえず、私はあなたの口から自慰をしたことがあるのか無いのか聞きたいだけだから答えなさい」
「待て、なんでエロ本から自慰の話になるんだ」
「ぶっちゃけオナニーしたことある?」
「やめて母さん」
「あ、もしかしてオナニーじゃ物足りなくてアナニーしたらインポになったの?」
「ほんとにもうやめて母さん」
なんの拷問なんだろうか
性事情を知りたがる母に俺は胃が痛くなる
「あ、前々から気になってたけど冬季って童貞なの?」
「もう勘弁してよ」
胃腸炎にならないといいな...
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これが藤宮家の母です。
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