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小ネタ2
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俺の塾には、姫がいる。
あだ名じゃなくて、俺が勝手につけただけだけど。
事実、みんな男女構わず、かわいいと褒め称える。
俺は小心者なので、喋りかけたりなんてできない。
「村井ー、お前点数高いな。80切った事なんてないんじゃないの?」
「そんなことないよ。あおとだって」
あー、羨ましい。
得点表の前で、姫とそんなナチュラルに会話ができるなんて…
「落ちたよ?」
「ふぇっ…!」
考えてた姫の美顔が俺の目の前に…さらに姫の甘い声が耳をくすぐる。
「あっ…ありがと」
挙動不審になりかけながらも、
いつの間にか落とした、握っていたはずのシャーペンを手渡される。
「あ、そこ、合ってたの?教えて」
俺が直していたテストを見て、何とも魅力的な提案が頭に入る。
「いい…けど」
俺の目の前に座って、テストとペンを取り出す。
その行動でさえかわいい。
「ここが…」
テンパらないように落ち着かせながら、丁寧におしえた。
「ありがとう」
短くそう言って、帰ってしまった。
ああああああかわいい
今日のニットとかやばい。あれ、間近で見られるなんて今後一切ないだろうな…。
白いニットに、黒のパンツ。
細いながらも、筋肉の付きがいい上半身や、細くて長い足!
可愛すぎて鼻血でるわ。
「村井っ」
「あぁ、天野」
「明日、一緒に行かね?」
「うん。いいよ」
うわ…あの、バイとか言う天野だ…
いつもだっさいかっこうで来る。
汚らわしい格好で姫に近づくなっ。
「はぁ…」
姫、俺に興味持ってくれないかな…
密かに期待しながらも、話しかけられない俺だった。
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