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「で?どうしたんだよ、いきなり」
屋上に着いた俺たち
琉衣はフェンスにもたれかかり
俺はその横に立っている
「…琉衣に…話があるんだ…」
「……話?」
「…あぁ…聞いてくれるか?」
「あぁ、もちろん」
琉衣はニコッと微笑みながら
俺を見た
その笑顔…俺だけのものにしたいな…
俺だけに…見せてほしい…
「…俺が何言っても…引かないでほしい」
「あぁ、分かった」
「…琉衣…俺は…」
今まで嘘ついててごめんな…
嘘つきでごめんな…
琉衣は嘘、嫌いなのに…
嘘つき続けてきて
本当にごめんな
でも、もう嘘つきはやめたんだ
だから…
嫌いにならないでくれ…
「…ずっと…ずっと前から…俺…琉衣の事が…」
やっと…やっと言えるんだ…
俺の本当の気持ちを…
ずっと心の中に
秘めてきた思いを…
やっと…琉衣に伝えれる
どうか…何も言わず
受け止めてほしい…
俺のこの思いを…
「…好き…なんだ…」
「……………え?」
「琉衣の事が…好きなんだ…」
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