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「今すぐにとは言わないけど…返事待ってるから…」
「…紘…」
「無理に自分の気持ちを押しつけるような真似は…したくないからね」
「…優しいな、紘は…」
こんな俺のことを
いつも気にかけてくれていて
俺の嘘を
簡単に見抜いてしまう
だから俺は
こいつに嘘がつけない
こいつの優しさに
甘えたくなる…
「….歩夢には…もう無理してほしくないんだ…傷ついてほしくない…泣いてる顔なんて…見たくないんだ…」
「…うん…ごめんな…」
「謝らなくていい…俺が笑顔にしてあげるって、言っただろ?だから…俺を信じてほしい…」
「…ありがとな、紘…」
やっぱり
紘は優しい…
お前のそーゆう所
俺は好きだよ
「紘の気持ち…すげぇ嬉しい…本当にありがとう…」
「嘘偽りのない…俺の気持ちだよ」
「…ありがとう…俺、琉衣の事諦めれるように頑張るよ。そして…真剣に向き合うよ…紘に…」
「…歩夢…」
「だからもう少しだけ…待っててくれないか?」
「待つよ。歩夢の気持ちが落ち着くまで、ずっと待ってる」
「…ありがとう、紘…」
この恋にはもう
さよならするんだ…
琉衣の事はもう…諦めよう
気持ちの整理がついたら
真剣に紘と向き合いたい
紘の気持ちは
決して無駄にはしない
だって…
こんなにも、俺の心を
癒してくれたんだから…
紘…
本当にありがとう…
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