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いっぱい愛して
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【夏生】
ピンポーン
部屋に響いた機械音
待ってましたとばかりにドアの前に立った
ガチャガチャ…
「来たよw…わっ!」
開けるなり抱きつく
だって、待ちくたびれたんだもん
俺の家の鍵は渡してあるので、チャイムなんて鳴らさなくても入ってこれるんだけど、陽人はいつもこうやって鳴らしてから入る
「お待たせ~何?そんなに会いたかったの?」
チラッと鏡を見ると、複雑そうに絡めた指を握り締め、早く早くと目でオネダリを始める自分の姿
ホント、なんでこんなにわかりやすいんだろ…
こんなんで我慢出来るわけがないし!
「会いたかったよ、当たり前だろ!」
わなわなと身体を震わせ、今か今かと待ちきれないオーラ全開の俺の背中に手が触れる
「じゃあ、いっぱい愛してあげる…」
「陽人………///」
見なくても、頬を染めた顔はバレバレだ
ベッドへと近づくなり、余裕のない欲望が爆発する
「ごめん、優しく出来ないかも」
「いい…いいから早く愛してよ///」
「わかってる、あんま煽んないでっ」
お互いに余裕なんてなかった
久しぶりの肌
欲しがらないはずもなく、俺は激しく陽人を求める
「ぁ……あぁ…陽人…そこもっとしてぇ///」
恥ずかしさなんてとっくになかった
とにかく触れて欲しくて、自然と吸い付くように求めてしまう
「夏生………もぅ挿れるよ、力抜いて」
「ああっ陽人!あぁ………んぁ…やぁ…も…」
お互いに余裕がないにも程がある
呆気なく達した身体
なのにまだ衰えない欲求………
「こんなんじゃ足りない、もっとしてょ早くぅ」
「いわれなくてもそのつもり、ほら、もっと感じさせてあげるから!」
クチュクチュと淫靡な音が響く
仕事柄、防音にしている室内は少しの音でもよく聞こえる
だからこそここは抱き合うのには適していた
「あっ………ああっイイ……気持ち…いいよぉ」
「も…本当に…これじゃすぐ出るだろ、弛めて…」
「やらぁ無理ぃ…………っ」
終わらない欲望が、淫らな空間へと変えていった
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