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嵐の夜2
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【陽人】
寂しがる恋人
名残惜しそうに遮断されたスカイプ
嵐の夜なのに、俺はどうしても会いたくなってタクシーを呼んだ
これは奇跡だろう
タクシー会社にたまたま戻っていた一台だった
「無理を言ってすみませんが、お願いします!」
急いで向かった夏生のマンション
鍵は渡されているのでいつでも入れる
俺は普段からチャイムを鳴らして入っていた…が、今夜はびっくりさせたくてこっそり入っていく
室内は静かで…でも何か音がする
「夏生?」
見れば何かを持って………
「うわっ!……陽人?!や、な、ど…」
いや、なんで、どうしてここへ………
「びっくりさせたくて……つか、それ何………あ、」
夏生の手にあったのは…
「あの、違う、これは…」
真っ赤になって弁解する夏生
手に握られているそれは、大人の男ならそういう玩具の一つや二つは知ってて当然のバイブというやつだった
「なんでそんなの持ってんの?まさか夏生……」
「待って、これは………」
聞けば、随分前に飲み会の席で貰った物だった
何かのゲームで貰ったらしいが、本人は単なるクッキーだと思っていたらしく、戸棚にしまっていたらしい
「で?夏生はそれをどうしようと…してたの?」
何をしようとしていたかなんてそんなの決まっているのに、その光景がやけにいやらしく感じて、夏生を何とかしてやりたいという衝動にかられる…
夏生もまた、使ってみたくなってしまった部類だろう
だったら願いを叶えてやろうじゃないか…!
夏生の手にあるバイブを無言で取り上げた俺は、そのままの勢いでベッドへと連れていき身体を投げ出す
何をされるかわかった夏生もまた、素直に俺に従い身体を差し出す……
「夏生………俺と遊ぼ?」
楽しい時間が始まる…
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