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溢れ出る感情
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【冬弥】
千秋の予期せぬ訪問に何かが生まれる感覚
それがなんなのか確かめるため、俺は冷たくなった千秋の身体を温めるように抱いた
いつもの肌、いつものSEX…
「千秋……もっと抱きたい」
何度も達した俺たち
いつもならこれで満足していたのに、なぜだか今夜は興奮がおさまらない
と言うか……
「冬弥……何か不安なの?」
「………え?不安…?」
千秋を抱く時、ある意味余裕は無くなる
夢中になって欲しがる俺は、千秋にベタ惚れと言ってもおかしくないほどに溺れていたから…
千秋を常に自分の視界に入れておきたい!
最近、強く感じるこの感情
こんな事を言えば、千秋は鬱陶しく感じてしまうんじゃないか…なんて、まだ何も伝えてないのに不安になってしまう…
「わか…んない…けど、千秋が欲しくてたまらない…」
実際、何度でも元気になる自身…俺ってどこかおかしいのかな?
あまり無理させたくないのに……ごめんね千秋…
そんな俺の様子を見て、千秋がお風呂で温まってみようと提案してくれた
温かい湯船で抱き合う…
ああ、気持ちいい…やっぱり身体を温めるって落ち着くなぁ…
どことなく落ち着きを取り戻した俺
千秋と再びベッドに横になる
なんだか安心したのか、俺はそのまま眠りについた
ふと目が覚めた俺
隣でスヤスヤと寝ている千秋を見て安堵する
「あぁ…やっぱり千秋がいるって安心するわ…」
柔らかい黒髪を指ですくい絡ませた
その感触がなんだかくすぐったくて、でも心地好くて………
いつの間にかキスをしていた
「……ん…冬弥…」
「千秋、ごめんね起こしちゃった?」
薄ら開く口元を指でなぞり、もう一度キスをする
やっぱり千秋といると落ち着くよ……
なんとなく自然に口に出てしまった
「千秋………ずっと一緒に居たいよ」
「……冬弥?」
俺を見つめる目が大きく見開く
そして、千秋からもキスが降ってくる…
「俺も……冬弥と一緒に居たい」
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