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暗がりの中で
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【千秋】
「あああぁ………」
何度イったのかわからない
白濁が透明な液体へと変化したのもこれで何度目だろう
よく体力がもつなと思うけれど、火がついた身体を終息させるのは並大抵のことじゃなかった
「ハァハァ…さすがにもう限界だな、千秋、シャワー浴びよう?」
「う…ん…も、ダメ…」
少しだけ体力が残っている俺が支えて、シャワーで休ませると、火照った身体がさらに熱くなって逆上せてしまった
「大丈夫か?ほら、冷たい麦茶飲めよ」
「ありがとう…ふぅ、美味しい!」
嬉しそうな笑顔にドキッとする
やっぱり千秋は天使だ
たかだか麦茶を飲んだだけなのに、飲む姿が愛おしくてしょうがなくなってきた
「千秋、こっちに来て」
「え?うん…///」
そっと抱きしめた
温かい……千秋、ずっとこうしていたい
体力が続くならこのまま抱きたいけれど、さすがに今夜は休まなければ…
閉じたパソコンを再び起動させて、さっきの画面に戻した
「このカートに入ったやつだけでも注文するけどいい?」
「うん!」
送信する手が軽やかなのは、これからのことを想像しているからなのかもしれない
送信が終わり、注文完了のお知らせが来たのを確認して、俺たちは寝室へと戻った
「シーツも取り替えたし、寝よう千秋」
「仕事はやっ!うわぁこのシーツふわふわしてるw」
「これいいだろ?こないだ買ったんだ、千秋が寒いって言ってたからね」
千秋のちょっとした言動も聞き逃さない
普段から、千秋にだけはアンテナを張り巡らせている俺は、はたから見たらストーカーだろうが…
まぁ、誰に何と言われようとも、変える気は毛頭ないのだから問題はない
つか、言われる筋合いも無いわけで…
千秋が鬱陶しく感じるなら考えなければとは思うが、多分言われても無理だろうなぁ…
色々考えていたら、千秋にどうしたの?変な顔って笑われてしまった
自分ワールドにすぐに入ってしまうのもいつもの事だけど
「ううん、寝よっか、千秋おいで」
手を広げれば、嬉しそうに潜ってくる
あぁ、本当に
どこまでも俺を離さないつもりなんだこの天使は
軽くキスをすると、あっと言う仕草をするけれど、安心したのかすぐに寝息を立てて眠ってしまった
柔らかな黒髪を撫でながら、無理をさせたことを謝って、俺もすぐに夢の中へと吸い込まれてしまった
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