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愛の形
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【陽人】
一度言い出したら聞かないが、さすがにそこまでは…と言う言葉を飲み込んで、俺は夏生の提案を受け入れた
「だから明日、携帯会社に付き合ってよ!」
トントン拍子に話が進む
本当にこんな事でなんとかなるもんなのかな?
でも、やらないよりかは……夏生が言ってるんだし、まずは行ってみるか!
「いいよ、夏生がそれでいいなら行こう!つか、また着信あったんだ」
着信ランプは当然あの番号だ
しつこいにも程がある
どんだけ夏生を……
とにかくこの件はうちとしても納得はいかない
うちの社長にも伝わってるはずだけど、なぜか何も言ってこないのはちょっと変だけど
まぁ明日にでも連絡してみるかな?
そして新たな問題
【夏生】
「陽人、無いとは思うけど…」
「あぁ…夏生、暫く俺の家に来いよ、最低限持って、パソコンとかはなんとかするから実況も大丈夫だし」
同じことを考えていたことに安堵する
一人でいることに不安だったからだ
陽人も心配していたようで、言わずとも考えてくれていた
「うん、そう言ってくれると思ってた…あの人達、しつこそうだし」
「娘に甘いとああなるもんなのかな…夏生を狙ってるってもっと早くわかってたら………」
悔しがる陽人を見ながら、俺は愛されてるんだなって、ちょっとだけ嬉しくなってしまったのは………内緒にしとこう
「夏生?どした?」
「え、な、なに?」
「や、なんか嬉しそうな顔してたから…」
あ、バレてる
「そりゃ……ずっと陽人と居られるんだもん、嬉しいに決まってるじゃん…」
やば…また俺は…
「あの、夏生さん?」
「はい…」
「わかってると思うけど」
「うん」
「それ、煽ってるって……もっと自覚してくんないと…俺、辛くなるんですけど?」
「あ………と、うん、陽人…俺も…かも?」
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