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愛する人
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【夏生】
急いだ訳じゃないのに、自然と我が家へと戻る足取りは早かった
スープの残りと買ってきたコロッケ
ご飯はあるので夕飯は決まった
「陽人、コロッケはトースターで焼こうね、その方が香ばしくて美味しいんだ」
まだほんのりと温かいコロッケを袋から出す…
ふいに手が出てきて止められる
ん?
「ダメ…まだ出さないで」
「え?陽人?」
「ご飯も食べたいけど、今は…夏生、お前が食べたい」
なんとなくだけど期待していた
急いで帰る陽人に手を引かれていた時からわかっていた気持ち…
「ん…///陽人…好き///」
肌寒い寝室
だけど、それも一瞬だった
「…陽人…陽人…///」
「余裕なくて、ごめん…っ…は…夏生…愛してる!」
お互いに溢れ出る欲望
求め合う身体からは熱気が立ちのぼる
「や…っ///あんまり刺激したら…出ちゃ…ああっ」
「夏生、ダメ……っ締めすぎ……っ」
ほぼ同時に絶頂を迎える
荒い息遣いだけが聞こえる
お互いの汗がお互いの肌を濡らす…あぁ、まだ足りない
「陽人///もっと愛して///もっと陽人を感じたいから」
淫らな姿を見せて、陽人を掻き立てる
自然と身についたといっても過言では無い
それをわかっている陽人もまた、そんな俺の身体を激しく求めていた
「夏生……絶対に俺のもんだからな!もっと気持ちよくしてやるから」
陽人は激しくと優しくを繰り返し、俺の頭と身体をぐちゃぐちゃに掻き回しながら、何度も何度もイかせてくれた
「ぁ…もう出ない…もん、ぁん」
「まだ欲しいって締め付けてるのに?素直になれってば…俺はまだ夏生が足りない」
そう言うと、再び激しく律動を始める
「んああぁ陽人ぉ////」
大きく身体を震わせて、最後と言わんばかりにイッた俺
身体中が陽人に支配されているかのようだった
「うん、愛してるよ夏生…」
優しい陽人の声がした
穏やかな声に、俺は意識を飛ばした
「陽人…俺も…愛してるよ…」
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