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お互いの変化2
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【冬弥】
夏生…俺はなんでこんなことしたんだろうな
俺が夏生にした事は、まるでアイツが千秋にした事と同じじゃないか
嫌がる夏生を抱いた訳じゃないが、俺は千秋の代わりを夏生に求めてしまった
「夏生…ごめん」
謝っても抱いた事実は変わらない
お互いに後悔した
夏生は陽人の代わりを俺に求めた
お互い様…
そう思いたいけれど、やってしまった事実は変わらない
「千秋、早かったね」
「あ、冬弥、うん、途中で陽人に会ったから一緒に来たよ!」
え、陽人と?
なんだか胸がざわついた
別に仲間なんだから一緒でもいいだろ…
だけど、俺と夏生は仲間を越えてしまった
だからそんな風に思ってしまったのか
実況が終わってからもその違和感が拭えなかった
なぜなら…
「千秋、今日はかなり良かったじゃん!」
「そう?前回酷かったからなぁw」
「だなぁ~あの時は…」
俺よりも陽人とばかり話している
なんなんだよ…お前は俺のもんだろ!?
くそっ……
夏生もイラッとしてるはず…あれ?
「おい、夏生は?」
「え?あれ…さっきまでここに居たけど…」
本当に、一瞬の出来事だった
さっきまで一緒に居たのに…何も言わずにどこかへ行くなんて…
「トイレかな?ちょっと見てくる」
陽人が部屋を出ていく
その瞬間、俺は千秋の元へと近寄る
そして…
「千秋」
「えっ冬弥…ん、ん…っ」
荒っぽく千秋にキスをする
さっきの苛立ちを押し付けるかのように
千秋は苦しそうにもがいている
「あ、ごめん千秋…」
「ハァハァ…やだ、なんだよ冬弥、急に…」
「…ごめん」
「この間から冬弥変だよ…俺の事…なんだか…」
なんとなく言いたいことがわかった
ヤバイ………
「俺のこと、嫌い…なの?」
「…え、なんで…そんなこと、」
「だって!だって冬弥、ずっと俺のこと乱暴に扱ってるじゃん…前みたいに優しい冬弥じゃない…」
少しだけ悲しそうな顔で俺を見る
俺は千秋を乱暴に抱いた
キスだって……それも気づいていた
だからこそこれ以上反論出来なくて…
黙り込んでしまった
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