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微妙な関係2
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【陽人】
夏生の身体を抱いて、幾度となく絶頂を迎えた
なのに、まだ欲しいという欲求が沸いてくる
俺は一体どうしてしまったのか…
夏生が壊れてしまいそうで、なんとか抑えて解放する
バレないように、無理やり押し込めた欲望
汗を流してさっぱりした
気づかれないように、別のことを考え意識を飛ばす
そしてそのまま横になってゆっくりと目を閉じた…
途中何度か目が覚めて、夏生を確かめたりもしたけれど、疲れからか…再び夢の中へと引き込まれた
「陽人…、ねえ、起きて」
やっと深く眠れたと言うのに起こされる
俺、不機嫌な顔してたらどうしよう
ボーッとする頭を振って、携帯の時計を見た
「…メガネないから見えない…」
文句を言いながらも見ると、予定していた実況撮りを知らせるランプが点滅していた
こんな時でもやらなきゃならないのは、俺達がこのおかげで生活出来ているからだろう
重い腰をあげて部屋へと移動するも、夜中と言うのはさすがに夜型人間でも辛かった
「あ、セッティングしといたからね」
「…あ、助かったありがとう夏生」
一緒にいるようになってから、周りの細々とした設定は夏生がしてくれていた
俺はコントローラーかマウスを触るだけ
「みんなは?」
「うん、さっきライン来てたから」
スカイプをかければ、眠そうな声の2人がスタンバッている
「一気に撮るからよろしく」
「了解!」
千秋も冬弥もいつもの声だ
ただ、千秋の声だけはなぜか違う……ように聞こえる
これは自分の中だけの問題だ
『陽人………』
頭の中で、千秋を抱いた時のことを思い出す
やめとこう、今は集中しなきゃ!
各自、部屋へと移動しているので、こんな自分は夏生にはわからない
それだけが救いだった
じゃなきゃかなりまずい……下半身はきつくなっていた
何話撮れるか…
結局、終わったのは昼過ぎだった
眠たくて、仮眠を途中撮ったけれど…
千秋「どんだけ撮れたぁ?」
陽人「一週間…や、10日は撮れてるね」
夏生「めっちゃ頑張ったぁw」
冬弥「俺眠い……」
あんな事があったなんて誰も気づかないほど自然な俺たち
これで暫くは時間が取れる………
違う感情を強引に抑え込んでいた
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