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【夏生】
近くのイタ飯屋は空いていてすぐに座れた
食べてる最中、当たり障りない会話で過ごした
「お腹いっぱいだぁ、冬弥、もう帰るの?」
さっきからずっと携帯を見ていたので、急ぎの用事でもあるのかと思って聞いた
「帰るだけだけど…夏生は?」
「陽人に頼まれた買い物あるけどそれだけ」
お互いに聞いて答えたのに、次の言葉を交わさない
その代わりに、冬弥の手が俺の手を握りしめた
「冬弥…?」
「こないだはごめん、どうかしてた」
謝る冬弥を見ながら、繋がれた手に視線を落とした
なんで謝るのに手を握ったの?
俺が見ていることに気づいたのか、冬弥が慌てて離す
「あ、悪い…つい…」
「…や、いいけど…」
再び会話が途切れる
なんて話していいのかわからない
ただ、お互いになんとなくだけど伝わる……
「俺…」
「…帰るの?」
「え…っと、冬弥は?」
「………もっと居たい」
離された手が再び握られる
そして………
「冬弥…ふ…///」
「2人きりになりたい…」
キスは優しかった
自然と手は冬弥の首に回された
「うん…俺ももっと一緒にいたい…」
目に入ったホテル
無言でボタンを押した
後戻りの出来ない状況
部屋へと入るとすぐ、冬弥の顔が近づいた
「夏生…いいの?もう、引き返せないよ?」
ふんわりとした髪の毛が頬に触れた
「ん…冬弥こそ、俺でいいの?」
いけないとわかっているのに
陽人……俺、どうしたんだろ…
「陽人には内緒にしてて…俺も、千秋には言わないから」
ベッドが目に入る
ここで俺は抱かれるんだ…
ゴクン…緊張していた
すると、ベッドの隣のソファに上着を脱ぎ捨てた冬弥
俺の服にも手をかける
脱がされるってこんなに緊張するんだ…
「夏生…ここ、座って?」
「え、ベッドじゃないの?」
「うん、ここでしよ?」
いつもと違う興奮
こんな狭いところで抱かれる………
まだ抱かれてもいないのに、下半身は既に窮屈になっていた
「夏生、もうこんなになってる…想像してんの?」
俺の前に立つ冬弥
目の前には、俺と同じく下半身がきつく主張していた
「してる…冬弥だってこんなに…」
無意識に閉ざされた場所に手を触れる
ジッパーに手をかけて、前を解放していく
「なつ…んっ」
いきり立った自身を咥えこんだ
あぁ、これだ…欲しかった…
夢中でしゃぶりつく俺
俺を高みへと連れて行ってくれる熱い昂り
手と舌を使い、感じいる箇所を集中して攻め立てた
「んはっ、出るっ、夏生っ」
「ん、くっ、こく…」
口元を拭い、冬弥を見ると、俺の頭を持ったままの冬弥が妖艶な笑みを浮かべていた
「すげ…良かった、夏生、後ろ向けよ」
「ぁ、うん…冬弥…来て…」
さっきイッたばかりなのに、冬弥のそれは既に出来上がっていた
「慣らさなくても柔らかいな…力抜いて夏生」
「…ん、冬弥…はっ、熱い…っ」
ゆっくりと奥まで進めていく冬弥
早く、早く動いて………冬弥、早く欲しいよぉ
繋がれた場所が麻痺したように、俺は冬弥自身を強く締め付けていた
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