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「もしもし?俺ー、えーすけだよ。今日ごめんだけど無理になっちゃった。・・うん、ごめん。また埋め合わせするからさ。あー、うん、力弥好きだよー。じゃあねー」
待ち合わせしていた相手、別のクラスの力弥に連絡をいれて謝る。
適当に好きだとか言っておけば許してくれるから易いものだ。
でもデカちんを諦めなくてはならない。
明日にでも誘い直そうか。
「力弥って2組の安藤か?」
「そうそう。・・・って、なぜ松葉は着いてくるの?」
自宅に着いて門を開ける前に振り返り、なぜか着いてきた松葉を見る。
松葉はキョトンとしながら首を傾げる。
まるで、「着いてきてはダメなのか?」と問いかけてくるように。
くそ、イケメンが。
心の中で悪態をつきながら、笑顔をつくる。
笑顔をつくるのは得意、だ。
「俺はもう家に入るから、また明日学校でね」
こう言えば帰ってくれるもんだと思っていた。だけど松葉は俺の予想を上回ってくる。
「家にあげてくれないのか?」
あー!面倒くさい!
そう思いながらも、俺は松葉を家にあげてしまった。
しょうがないでしょ!俺ってイケメンとデカちんには弱いんだよ!!
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