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想い(1)
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「見えるように、拡げてみせて」
太腿に手を添えて脚をを拡げると、孔に注がれた白濁が、ゴプッという音とともに流れ出る。
「いつ見ても、綺麗だ。
コーラルピンクの孔から、流れ出る様は、絵画を見ているようだ」
流れた白濁を襞に塗り込むように手が動く。
浅ましい身体はその刺激で、襞を震わせる。
「まだ、足りないようだね…」
ヒクヒクと蠢く襞に肉棒が添えられると、飲み込もうと孔は柔軟な蠕動を始める。
躾の行き届いた襞は、咀嚼するように大きな肉棒を飲み込んでいく。
「あっ……あんっ、イ…イッ…」
口からは、勝手に声が漏れる。
「くっ…。そんなに欲しかったのか?」
「ほっ、ほ……ほしぃ、あっ……」
肉棒を飲み込んだ孔は、動きながら浅ましくも喜び、その表現を締め付ける事で伝えてようとしている。
緩やかな、抽送の動きを逃すまいと、孔は拡がり、時には窄まり、肉棒にさらなる刺激を送り、双方に愉悦をもたらす。
「これが好きか?」
「あっ、すき。
これがイイ。
気持ち……イイ…ッ。
もっ…と…、お…おく……」
奥、を擦って突いてっ…と言葉にならない声は、頭の中で紡がれる心の叫びとなる。
蹂躙する肉棒はその想いを汲み取ったかのように、快楽だけを与えながら、段々と激しくなる。
抽送に置いていかれないように脚が腰に絡み、手は縋る場所を求めて首へ。
雨音に紛れて、グチュグチュと響く水音とともに目元からは、嬉しいのか、哀しいのかわからない涙が流れる。
腰に添えた手を離し、僕の泪を拭う愛しい人の指。
その指を自ら口に含み、唾液を纏わせた指を、今度は僕の口に近づけ唇を撫でる。
僕にその指を口の中へ押し込み、犯すように唾液を塗り込んで、自分のものだと主張する。
薄っすらと眼を開けると、僕を見つめている。
あぁ、今は僕だけを見つめてくれている。
見つめ合う瞳に熱が孕む。
この瞬間だけは、僕のものだ。
雨夜一時の逢瀬でも、この人を繋ぎ停めることが出来るのならば、それでいい。
この人の、お側に居られる……この瞬間だけは、誰にも邪魔されない、いや、邪魔はさせない。
僕が、愛している……ただ…それだけでいいんだ。
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