アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2
-
「お、きたきた。」
「追加追加ー。」
ふるふるしたらすぐに、Ruiと書かれたアカウントが表示された。英語表記ってとこに謎のオシャレ感を感じる。
朝倉クンは、兄妹らしき人たちとの自撮りアイコンみたいだ。最近流行りのSNOWとやらを使っている。イケメンでしかない。てか兄妹も美形か…美形揃いか…羨ましい限りだ…
ちなみに俺のアイコンも、友達とデ○ズニーに行った時の自撮りだ。テンション上がっちゃって、ミ○キーのカチューシャして撮った。SNOWは使ってないが。
「和くんのアイコンかーわいい。」
「えっいや、別に可愛くはないと思うけどな…どちらかと言えば、朝倉クンの方がSNOW使ってて可愛くなってると思うんだが…」
「そうかなー。」
「そうだー。」
あれやばい、出会って1日目で朝倉クンの口調移り始めてる気がするぞ……
「さてと、LINEの交換も済んだし、帰るか!」
「だね。いつでも連絡していいんだよ?」
「じゃあ帰ったら早速何か送るわ。」
「やった。帰っても和くんと話せるね。」
「お、おん…話せるね。」
そんな気恥ずかしいことを平然と言わんといてください。
「えぁーとじゃ、じゃーな!また後で!!」
ちょっと照れて恥ずかしくなってきたので、ほんのちょっと赤い顔を逸らしてそのまま勢いよく挨拶して自分の家の方面に向かった。
あー、んー、帰ったら何か送るとは言ったが、何言おうかなぁ…
呑気に言葉を考えていた和は、角を曲がるまでずっと視線を送られていたことには、気付くよしもなかった。
「……んー、かわいい。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 31