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Act.3 : 分からない その1
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Act.3 : 分からない
「六弥、最近本当になんか楽しそうだな。」
「あぁそうだな。六弥前も聞いたけど、そんなその子と
会うの好きと言うか楽しいのか?」
今なんの時間かって?
今は昼休みの時間だよ。
昼休みはいつも友達1号2号こと、
水之江勇晋(みずのえゆうしん)と月守総(つきもりすべて)
と一緒に昼食食べてるんだ。
「うん!いやねもう本当にいい人なんだ!優しいし楽しくて、
ちょっといたずらっぽい笑みとか色々総称して良いんだ!
それに、どこかの2人のせいで傷心になった俺の心を元気にしてくれたし。」
「「うっ。」」
あれ?今なんか、うっ、ていう心にグサって刺されたような声が聞こえた気がする。
エヘヘ、なんだろうね!
「そ、そっか…ねぇ、まだちょっと犬って言ったこと引きずってるの?」
「も、もう、あの塩対応越した岩塩対応は勘弁だからな!あれは辛すぎる!」
そう顔を引き攣らせながら言う勇晋と総がちょっと面白かったのは、内緒ね!
「え?何のことかな?俺それに関してはもう許してるけど。
え?まだ気にしてたの?もう、気にしなくていいって言ったんだから気にしないでいいよ2人とも。」
「だ、だよな?」
「本当か?」
「本当だよ。もう2人とも本当に気にしすぎ、大丈夫だから、ね!」
ちょっと安心したように眉を下げ安堵する言う2人だった。
それを見て俺は、ちょっとやりすぎたかなと思った。
ありゃりゃ。
「な、なら良かった。でもごめんな?」
「あ〜、良かった。俺もすまん!」
「あ〜、そんなもうまた改めて謝んなくていいよ。だって俺本当に気にしてないし。
……だって正直白状するとぽそっとそのことを話題にだして戸惑う2人を見てちょっと面白ろがってたし俺。はい、2人をいじるの楽しいなと思いました。
と言うか、俺の塩対応ってそんなに酷いかな?」
……フラァ
ビクッ!
さらっと言って、話題を軽く変えて何事をなく過ごそうと思った…が、やっぱそうもいかなかった模様。
あ、これは俺…詰んだな。
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