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その2
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「火燈!お前今回点数いいみたいだけど何点だったんだ?」
「え?あ〜、八十、二点、でした。」
「…はい!?82点!?」
「!なんだって!?」
「あの数学皆無な火燈が82点、だと!」
「え!何そのミラクル!?」
「、、、分かってたけど、自業自得だけども、皆反応が酷い…」
想像していた通りの反応、ごちそうさまです。
泣きたい。
こればっかりにはつっこみようもない
と言うか出来ないからなぁ…。
「ははっ、六弥、お前がちゃんと数学を勉強
してたのもあるけど、前日にちゃんと熱心に
勉強会したかいがあったな!」
「総…!」
ポンっと、俺の頭に手をのせてニコニコ
としながらそう言う総。
総、、好きっ!
「おいおいお前ら、あまりそう言う反応してくれるなや。
見てみろ、今でのテストの点数が30とか26とか
18とかまぁ悲惨すぎる点数だったからって、
そんな反応しちゃって流石の六弥も大ダメージ
炸裂で萎えまくってるだろ。」
「………………」
「お、おい、勇晋、何気お前が一番酷いこと言ってるぞ。」
「ん?」
うん!
「勇晋、嫌いっ。」
「えぇ!?え!む、六弥!?」
すっごく良い笑顔で勇晋にそう言ってやった。
勇晋のなんのフォローにもなって無さすぎる言葉に
綺麗に俺の心は壮絶なダメージをくらったよ。
勇晋、俺は絶対にお前を許さんぞ。
あれー?なんか聞こえるけど何かなー?
幽霊かな?
あっ、きっと鳥の羽ばたく音か!
そっかそっか
ハハッ
「水之江、ご愁傷様」
「くっ、いい奴…でもなければ惜しい奴…
でもないけど、惜しいやつを失くした!」
「お前の命は無駄にはしない…!」
「あ〜あ〜あ〜、勇晋くん何やってんのバカなの?」
「お、お前ら、なんか反応がおかしい!?
てか言い方!
俺を!勝手に!殺すなぁ!!
あと四ノ宮は後で覚悟してろよ!」
いいね!
よしっ、皆もっとやっちゃえ!
いつもこういうのは俺がやられてるけど、今回は良いね!
皆ノリがいい!
流石は俺のクラス!
「まぁまぁ勇晋落ち着こうぜ?」
「総、お前はちょっと黙ってような?」
「んー?」
総 が勇晋を落ち着かせようと話しかけたけど、
それも虚しく失敗してた。
それで首をかしげる総だった。
「おいお前ら!今は授業中だ!
切り替えをしろ切り替えを。
ようがない奴はさっさと席につけ。
採点ミスがないかさっさと確認しろ。」
「「はーい。」」
「うっ……はい。」
おうふ、先生に皆怒られちゃった。
何はともあれ、こうして数学のテスト返しは
終わり、解説がはじまった。
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