アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
その2
-
「…あ、勇晋」
「ん?何だ?」
「昨日はごめんね。
勇晋のこと、嫌いじゃないから、さ…
その、好きだから。」
ふと気づけは勇晋と普通に話してたことに気づいた。
それで、昨日の夜、テスト返しのことをよく
考えれば、あんな事で怒って酷いことしちゃった
って、自覚した。
だから昨日言った"嫌い"を撤回したくて、
謝りたくて、ちゃんと謝って、嫌いじゃ
無くて、好き、をちゃんと言った。
「!?あ、あぁ!!俺も昨日は無神経な事
言っちゃって本当にごめん!俺もちゃんと
六弥のこと好きだからな!!」
「っ!、うん!」
…良かった。
勇晋の顔が一気に明るくなって、
そう言ってくれた。
なんか、好きって照れる、ね。
エヘヘ
「ハハッ、あぃてて。
良かったな勇晋!これで一件落着だ!」
あ、総復活した。
「おう!って一件落着だけど、さっきの
お前のボケ何なんだよ。」
総の言葉に思わず満面の笑みで勇晋は答えた。
けどすぐに我に返って、おいおい;って顔で
総にそう言った。
「いや〜、なんかドッペルゲンガー!って
言ったは良いものの、よく考えれてみれば、
ドッペルゲンガーが何なのか知らんことに
気づいたんだよな。」
…うん。
なんか総らしいや。
総、馬鹿じゃないはずなのに
馬鹿に見えてしまう。
ハッ!
もしやこれが天然の力か!
「何じゃそれ。
なぁ、なんか腹立つから
もっかい殴っていい?
いや殴らせろ。」
おっと大変だ。
よく分かんないけど、総が危ないぞ。
「いやいやいや、落ち着け勇晋。
暴力は反対だぞ?
ちっちゃい時にも暴力はダメだっていわr
「殴る!」いっでぇ!!」
流石の総もあせあせと後ずさりながら
勇晋に色々言うもののまた怒らせちゃって
殴られちゃったよ。
一回目同様、脳天にばっちり決まってたね。
めっちゃ痛いそう。
いや、痛いに違いないな。
…なんだろう、なんか、楽しい、な。
いつも変わらない、俺たちの3人の日常だ。
「…良かった。」
「え?」
「六弥さ、最近元気ないなって思ってたんだよ。
それに、無理に明るく振舞ってるような気がしてさ。
な、総。」
「いたい……ってあ、あぁ、
勇晋の言う通りだ。
六弥、やっぱり最近何か抱え込んでるだろ。」
ッ!?
え、な、なん、で
「なんでって顔、してるな。
六弥、俺らを舐めちゃぁダメだぜ?
俺らは六弥が小さい時からの幼なじみで親友だ。
気づかないわけがない。
知ってるんだからな。
六弥はいつも誰にも打ち明けず1人思い詰める癖があること。」
……………
なん、で
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで…っ!
「…なぁ、俺らは大親友だ。
俺たちはどんなことを聞いても、六弥のこと、
絶対嫌いにならないから、さ。」
やだ
いやだ
いえない
いいたくない
「六弥、俺ら3人のモットー、"秘密ごとなし!
お互い助け合い支え合う!みんな楽しいのが一番!"
、だ。」
ッ!?
ビシィッ!!
やめろ
やめろ
もう…───。
「っ、うるさい!!」
「……む、つや?」
「もう、やめて、よ……っ」
「!六弥!?っ、総!!」
「あ、あぁ!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
39 / 51