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騒がしい朝
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「ねえ、圭吾さん。朝から会議だろ?早く起きろよー!」
「何朝っぱらからぁ……別に俺が居なくても次のショーまでには間に合うし………グウ」
「ちょ、二度寝すんな!ったくもう……っ」
これは口で言うだけ無駄だな。
そう思った俺は、圭吾さんがくるまっている布団を力ずつで引っペがした。
「おりゃっ!これでどうだ!」
これで流石に起きるだろう。
案の定、圭吾さんはもそもそと体を動かした。
「寒いよ輝…………。身体が冷えちゃうじゃんか」
「え?あ……もしかして、体調悪かったりした?」
「このままだと悪くなっちゃうかも……だから」
ぐいっ
「えっ、うわぁ!!」
心配してベットの上の圭吾さんを覗き込んでみると、腕が伸びてきて、俺をベットに引きずり込んだ。
「お前の体温であっためて……。」
いとも簡単に抱き込まれる。
「このっ、離せ!離せよーっ!」
「あー輝の体温、温かい……」
「ヒッ!?ちょ、どこ触って…っ!」
八神家の朝は毎回こうだ……。いつのまにやら、俺がセクハラされることで始まっている気がする。
俺がこの家に住み始めてから、早3ヶ月。長いようで短いようで…………
て、あれ?
なんで家族でもない俺と圭吾さんが一緒に住んでいるのかって?
それは、話せば長くなるなぁ……。
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