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そして始まり。
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やっとの事で1日の授業を終え、リュックに教材を詰め、帰り支度をする。
「ねえねえ輝ー!この後カラオケ行かない?」
「あー……ごめん。俺、この後バイトがあって……。」
申し訳なさそうに断ると、楓はそういえばと眉を下げる。
「そうだった……ごめん。バイトで忙しいのに」
「いや、こっちこそごめんな。また誘ってくれ」
楓の頭をポンポンと撫でると、わかった!と笑顔で返してくれる。
本当は友達と遊びに行ったりしたいけれど…俺はそんな事してる場合じゃない。
リュックを背負い、昇降口まで降りていくと、外にはちらほらと雪がふっていた。少しだけ積もっているようだ。
「まじかぁ……。降らないって思ってたんだけどなぁ。」
少し寒いけど、仕方ない。傘もないから、早足でバイト先に向かうことにしよう。
「えっと、一つ目のバイト先は……。」
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