アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
15
-
「えっ!?君もしかして……」
浴衣の前がはだけて、下半身に男のものが見えたのだ。
しかも、不自然にずれた長い髪を見て、ウィッグを着用しているということに気づいた。
「まさか男の子だったのか?何でこんなこと……?」
恐怖と寒さで雪斗はガチガチと震えて、上手く喋ることが出来ない。
くらくらと目眩がして青年の胸に倒れ込んだ。
「おいっ!どうしたんだよ!?」
青年が雪斗を支えて叫んだ。
「家に何か用かね?」
民家の初老の男性が顔を出した。
「あっ!すみません。家間違えちゅって」
雪斗を抱き抱えると、青年は老人に背を向けて通りに歩き出した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 550