アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
信頼
-
頭がボーとして何がなんだかわからない
おしりの違和感と自分のでベタベタなからだが胸を痛くする
「咲、風呂入ろ」
ショックで言葉が出ない
「はぁ…ごめん」
「でも俺も咲のこと好きだし、遅かれ早かれこうなってたと思う」
いつも優しい俊兄からそんな言葉なんて聞きたくなかった
心にぽっかり穴があいた
「な…なんで…もう…わかんない、しんどい、やだ…」
「祐兄はこわいし、圭兄はいつ殴ってくるかわかんないし、俊兄だけはって思ってたのに…」
「俊兄だけだったのに…」
いつにもなく喋ったと思う
今まで溜めてたものが一気に溢れ出した
「やっぱり、生きてたらダメなんだ…きっと父さんと母さんが怒ってるんだ…死ななきゃ…」
ふらっと立ち上がって文房具が入っている棚に行きカッターを取り出す
俊兄が驚いてる
自分の腕に刃をかける
赤い血が流れてくる
前にもこんなことあったなぁ…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
29 / 148